2017-01-01から1年間の記事一覧
平成29年12月8日には、後発医薬品以外にも気になる薬剤の薬価収載が行われています。 オキシコンチンTR錠、クレメジン速崩錠、セファレキシン複合顆粒500mg「トーワ」、トミロン細粒小児用20%、トレリーフOD錠50mg。 簡単にまとめておきます。
医薬品の原薬と聞いて思い出すのが、今年の6月に起きた山本化学工業によるアセトアミノフェン原薬製造における不正の問題ではないでしょうか? この冬はアセトアミノフェンを用いた製剤が使えなくなるんじゃないかと心配させられましたね。 ジェネリック医薬…
え?ツムラ麦門冬湯が自主回収なんですね。 うちの薬局はツムラ、クラシエ、オースギと漢方薬はめっちゃ使っているんですけど、ツムラのMRさんも卸のMSさんもそんなこと教えてくれなかった・・・。 しかも、麦門冬湯はあんまり出ないのでLOT該当しそうだな・…
平成29年12月8日、後発医薬品などの薬価収載が行われました。 (薬価基準収載:医療用の医薬品の値段は国によって薬価として決められています。簡単にいうとそれが決まることを薬価基準収載と言います。) 薬価収載された後発医薬品のうち、初めてジェネリッ…
2017年12月7日付で告示(2017年12月7日より適応)された薬価基準収載品目の一覧をまとめておきます。 今回、薬価収載されたのは後発医薬品を中心とした319品目です。 官報:平成29年12月7日(号外 第265号) 厚生労働省告示第349号 使用薬剤の薬価(薬価基準…
平成29年12月4日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会で新薬6製品についての審議が行われました。 承認が了承されたのは5製品。 大塚製薬の新規統合失調症治療薬レキサルティ 、EAファーマの新規便秘治療薬グーフィスが気になるところです。 ノボノルディス…
平成29年11月30日、セララ錠50mg以外の出荷調整は解除されました。 ハリケーン「マリア」被害に伴う ファイザー製品供給体制への影響及び一部対象製品の出荷調整解除について 平成29年11月2日、ファイザーはセララ、ジスロマックSR成人用ドライシロップ、ザ…
平成29年11月6日、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会 医薬品第二部会が開催されました。 経皮吸収型のヒスタミンH1受容体拮抗薬アレサガテープ、アトピー性皮膚炎初の抗体医薬品デュピクセント皮下注、爪白癬治療薬であるネイリンカプセルなどの承認が了承さ…
平成29年11月2日、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会 医薬品第一部会が開催されました。 今回、審議されたのは、 ネキシウムの小児適応・新剤形の追加 ノルディトロピンフレックスプロ注・ノルディトロピンS注の適応追加 の2つで、ともに承認が了承されまし…
平成29年10月18日、かねてより出荷停止の処分を受けていた山本化学工業にアセトアミノフェン原薬の出荷許可が下りたようです。 この連絡を受け、あゆみ製薬はカロナール細粒の生産再開準備に入っているようです。 流通再開までには1ヶ月くらいの期間を要する…
先日、コカールドライシロップ、アルピニー坐剤の新規採用停止についてまとめましたが、今度はカロナール細粒が出荷停止となってしまう可能性があるとの情報が入ってきました。 すでに出荷調整が始まっていますが、このまま原薬が供給されない場合、各規格・…
三和化学研究所のアセトアミノフェン製剤である コカールドライシロップ40% コカール小児用ドライシロップ20% アルピニー坐剤100 の3製品の新規採用が自粛されるという案内が配布されています。 (H29.2.22追記) コカールDSに続いて、カロナール細粒も出荷…
平成29年6月22日、国内の医薬品原薬メーカーである山本化学工業が承認内容と異なる方法で製造したアセトアミノフェンを流通させていたことが報道されました。 山本化学工業は国内のアセトアミノフェンのシェアの80%を占めており、またアセトアミノフェン自…
平成29年9月12日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回は3つの成分に対して以下のような改訂指示が出されています。 ダビガトランエテキ…
平成29年8月3日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回指示が出されたのは以下の4成分です。 リオシグアト(アデムパス)による重篤な有…
平成29年3月30日、外用頭部乾癬治療薬コムクロシャンプー0.05%(成分名:クロベタゾールプロピオン酸エステル)の製造が承認されました。 有効成分のクロベタゾールプロピオン酸エステルといえばデルモベート®︎の成分です。 でも、コムクロで注目すべきなの…
平成29年7月4日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回は特に注目されたコデインリン酸塩含有製剤並びにジヒドロコデインリン酸塩含有製剤…
平成29年7月4日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回注目されたのはコデインリン酸塩含有製剤並びにジヒドロコデインリン酸塩含有製剤及…
平成29年6月16日、厚生労働省は83成分438品目の薬価追補収載を告示しました。 今回、最も販売会社が多いのはエビリファイのジェネリック、アリピプラゾールです。 その他、目玉として、オルメテック・ミカルディス・ミカムロ・ミコンビ・クレストールのAGが…
平成29年6月9日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会が開催され、新薬6製品の承認が了承されました。 今回は、その中からカナリア配合錠についてまとめます。 カナリア配合錠は国内では初となるDPP-4阻害剤とSGLT2阻害剤の配合剤です。 さあ、何と何の合剤…
平成29年6月8日、厚生労働省はかねてより話題になっていた医療用医薬品の添付文書の記載要領についての通知を発出しました。 適用開始は平成31年4月1日からで、経過措置期間は5年間(平成36年3月31日まで)です。 なので、すでに販売されているものも平成36…
平成29年6月8日、C型肝炎治療薬ハーボニー配合錠(成分名:レジパスビル/ソホスブビル配合錠)の自主回収が発表されました。 レジパスビルの含量が承認の範囲をわずかに上回っていることによる回収のようです。 服用による健康被害の可能性は極めて低いので…
今回は発売直前のアニュイティ®エリプタ®についてまとめてみようと思います。 タイトルにも書いてある通り、吸入デバイスにエリプタを用いる4番目の薬剤で、アニュイティは1日1回吸入のICS(吸入ステロイド薬:Inhaled CorticoSteroid)になります。 平成29…
平成29年5月26日に疑義解釈その11が公開されています。 今回は認知症治療薬の少量投与や一般名処方への銘柄併記についてなど、薬局に深く関わる内容があったのでまとめてみようと思います。
2017年5月16日に出荷停止の案内が出されたラニラピッド錠0.1mgに関する情報をまとめています。 出荷再開の時期は?代替品は?
平成29年4月20日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 アタラックス・アタラックスPによる急性汎発性発疹性膿疱症、ゼルボラフによる急性腎障…
平成29年4月14日、ニポラジン小児用シロップとゼスラン小児用シロップ(成分名:メキタジン)の自主回収が発表されました。 ゼスラン小児用シロップの安定性モニタリングの純度試験で類縁物質(メキタジンの主代謝物)が規格上限に近いものが発見されたこと…
平成29年4月13日、リンデロンVクリーム(成分名:ベタメタゾン吉草酸エステル)の自主回収が発表されました。 長期安定性試験においてpHが承認範囲外となってしまったためですが、該当するロットの出荷時期が2014年だったので多くの薬局(ある程度使用してい…
平成29年3月13日、ファイザーはエピペン注射液0.3mgについて、正常に接種できない恐れがあるため自主回収を行うと発表しました。 自主回収の対象となるのはエピペン注射液0.3mgのうち1ロットのみでエピペン注射液0.15mgは対象ではありません。
まだまだ更新できない日が続いていて申し訳有りません。 そろそろ少しずつ更新が再開できると思います。 平成29年2月23日に疑義解釈その9が公開されています。 疑義解釈その8は薬局には基本的に関係なかったので、特に取り上げませんでした。 今回はかかりつ…