薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

このブログは薬局で働く薬剤師を中心とした医療従事者の方を対象に作成しています。
一般の方が閲覧した際に誤解を招くことのないように配慮しているつもりですが、医療従事者の方へ伝えることを最優先としています。
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2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ノバルティスファーマへの業務停止命令

昨年発覚したノバルティスファーマの副作用報告遅延。 それにより、厚生労働大臣より業務停止命令処分を受けることになっていたのですが、その詳細が決定しました。 第一種医薬品(処方箋医薬品)の製造販売に関する業務停止命令で、期間は15日間、平成27年3…

平成27年2月24日付で薬価収載された医薬品一覧

平成27年2月24日付で薬価収載された品目についてまとめておこうと思います。 薬局で働く我々にとって、今回の承認の目玉となるのは、やはり新規PPIであるP-CAB タケキャブでしょうか? ※この記事に記載されている薬価は薬価収載時のものです。今後、薬価改定…

ワントラム錠~トラマールの1日1回製剤~などの承認が了承

平成27年2日20日、厚労省の薬食審医薬品第一部会で5製品の承認が了承されました。 今回承認が了承された医薬品の中で目を引いたのはワントラム錠(一般名:トラマドール)、トラマールカプセルの1日1回製剤です。 個々についてはまた今後まとめるとして、今…

プロペシアのジェネリックが承認~AGA治療についての復習も

平成27年2月19日、ファイザーがプロペシア(一般名:フィナステリド)のジェネリックの承認を取得しました。 フィナステリドの後発医薬品は初めてになります。

指定難病の選定状況2~さらに43疾患を選定

先日、指定難病の選定状況についてまとめたところでしたが、平成27年2月18日に第9回指定難病検討委員会が開催され、さらに43疾患が指定難病として了承されました。 今年の7月までに約200疾患が選定される予定で、これで現在のところ127疾患が選定されたこと…

平成27年2月16日承認の医薬品~新規後発医薬品以外にも興味深い薬剤が登場

昨日の続きになります。 平成27年2月16日、新規後発医薬品が承認されたことは昨日まとめましたが、先発医薬品・後発医薬品の新剤型や新規格についても興味深いものが承認されています。

プラビックス・メトグルコなどの大型後発医薬品が承認~平成27年2月16日

平成27年2月16日、プラビックス(一般名:クロピドグレル)、メトグルコ(一般名:メトホルミン塩酸塩MT)フリバス(一般名:ナフトピジル)、フェマーラ(一般名:レトロゾール)、ゾーミッグ(一般名:ゾルミトリプタン)、アサコール(一般名:メサラジン…

指定難病の選定状況~指定難病と特定疾患

平成27年2月4日、第7回指定難病検討委員会が開催され、新たに41疾患が指定難病として了承されました。 さらに、2月13日には、第8回指定難病検討委員会が開催され、新たに43疾患が指定難病として了承されました。 指定難病の選定は2月中に終わる予定で、最終…

2015年発売予定の後発医薬品について気になること~クロピドグレルの結晶多形

少し前に2015年に発売が予定されている新規ジェネリック医薬品に関する記事を書きました。 このうち、プラビックス(一般名:クロピドグレル)について気になる話があるのでまとめておきます。

新しくなった小児慢性特定疾患(52)~小児慢性特定疾病に関する医療費助成制度

先日、難病法に基づく特定医療費制度についてまとめました。 今回は同時に開始された新しい小児慢性特定疾病についてまとめます。 大きの部分が難病医療費助成制度(54)と近い内容になりますが、まとめてみます。

ツムラの医療用漢方製剤の包装変更

日本における医療用漢方エキス製剤の代表的メーカーと言えばツムラだと思います。 そんな、ツムラの医療用漢方エキス製剤の包装が大きく変更になり、平成27年5月より順次出荷となるようです。

アレジオンドライシロップ使用上の注意改訂~フェニルケトン尿症とアスパルテーム

平成27年1月、アレジオンドライシロップ(一般名:エピナスチン)の添付文書の使用上の注意の改訂が行われました。 内容としては、慎重投与に「フェニルケトン尿症の患者」が加わりました。 ※副作用に関する記載を中心とした記事ですが、あくまでも医療従事…

ジゴキシン錠0.0625「KYO」の発売

平成27年1月21日、ジゴキシン錠の新規格、ジゴキシン錠0.0625「KYO」が発売されました。 これに伴い、ハーフジゴキシンKY錠0.125を半割しても自家製剤加算は取れなくなったので注意が必要です。

平成27年度介護報酬の見直し案(告示案)~居宅療養管理指導費の改定は行われず

平成27年2月6日、厚生労働省 社会保障審議会は、介護給付費分科会を開催し、平成27年度介護報酬の見直し案(告示案)が了承されました。 その中で、ひとまず、介護保険における薬局の在宅指導の、居宅療養管理指導費に関する改定は行われず、現行通り維持と…

一包化加算における内服薬の種類の考え方〜平成26年診療報酬改定 疑義解釈その12

昨日に引き続き、2015年2月3日付で公開された平成26年度診療報酬改定の疑義解釈その12についてです。 今日は昨日の記事では触れていない、一包化加算の算定における内服薬の種類の数え方についてです。

吸湿性が強い薬剤をPTPとした場合の一包化算定について〜平成26年診療報酬改定 疑義解釈その12

2015年2月3日付で平成26年度診療報酬改定の疑義解釈その12が追加となっています。 調剤では一包化の考え方について述べられています。 吸湿性の強い薬剤のみ一包化にしなかった場合についてです。

ラミクタール(ラモトリギン)にブルーレター~「使用上の注意」の改訂及び「安全性速報」の配布

平成27年2月4日、厚生労働省は、抗てんかん薬・双極性障害治療薬「ラミクタール錠」が投与された患者において、死亡例を含む重篤な皮膚障害の報告が相次いでいることを踏まえ、添付文書の「使用上の注意」の改訂と、「安全性速報(ブルーレター)」の配布を…

ザファテック錠(トレラグリプチン)〜週一回投与のDPP4阻害薬

ザファテック錠についてまとめます。 ザファテック錠は武田薬品が製造販売を行うDPP4阻害薬です。 国内8成分目のDPP4阻害剤で、国内初の週一回投与製剤です。 この記事ではザファテックの特徴についてまとめています。

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