薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

このブログは薬局で働く薬剤師を中心とした医療従事者の方を対象に作成しています。
一般の方が閲覧した際に誤解を招くことのないように配慮しているつもりですが、医療従事者の方へ伝えることを最優先としています。
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2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ラコールNF配合経腸用半固形剤

1月24日の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で承認の了承を受けたもので気になった医薬品。 イーエヌ大塚製薬のラコールNF配合経腸用半固形剤。 医薬品医療機器総合機構(pmda)の審査のみで承認して問題ないということで審議なしでの了承です。

インフルエンザ 予防適応

インフルエンザシーズン真っ最中ですね。 2014年第三週(1月13日〜19日)には山形県、石川県、鳥取県以外は注意報が出ている状態。 静岡県、愛知県、岐阜県、奈良県、福岡県、熊本県、宮崎県は警報です。 手洗い、うがい、マスク着用の感染予防が一番大事で…

平成26年度調剤報酬改定その1

今年は二年に一度の調剤報酬改訂の年ですね。 四月の改定に向けていろんな情報が聞こえてくる時期になりました。

タケルダ配合錠

1月24日の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で承認の了承を受けたもので気になった医薬品。 武田薬品のタケルダ配合錠。 医薬品医療機器総合機構(pmda)の審査のみで承認して問題ないということで審議なしでの了承です。

知っていますか?平成26年4月から収入印紙が変わります。

今回は薬じゃなく、薬局の仕事で必要な領収書のお話。 みなさん、領収書に収入印紙を貼ったことありますか? 「はい!」と答えた人は株式会社が運営する薬局に勤めている方。 「いいえ」と答えた人は個人経営の薬局をされている方。 だと思います。 4月から…

国内2番目のSGLT2阻害剤 フォシーガ

1月24日、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会第一部会で、いくつかの医薬品の承認の可否が審議されました。 そこで承認の了承を受けた医薬品の中に国内2番目のSGLT2阻害剤フォシーガがありました。

フェマーラで不妊治療

ある日の服薬指導中。 若い女性の患者さんから質問を受けました。 「たまにフェマーラという薬を飲むことがあるんですが、問題ないでしょうか?」 たまに・・・? たまにフェマーラってどういうこと?

胃カメラの際のワーファリン休薬は不要に?

胃カメラを受けるけどワーファリンはやめないでいい。 え?と思いましたが不勉強でした。 2012年7月に「抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン」が公開されていますね。

アドセトリス 承認 (平成26年1月17日)

アドセトリス点滴静注用50mg(一般名:ブレンツキシマブ ベトチン遺伝子組換え/武田薬品) 効能・効果は「再発又は難治性のCD30陽性ホジキンリンパ腫、未分化大細胞リンパ腫」です。 シアトルジェネティクス社とミレニアム社(武田の子会社)が共同開発。 欧…

ノボエイト静注用 承認 (平成26年1月17日)

一般名はツロクトコグ アルファ遺伝子組換え。 ノボノルディスクファーマの血友病製剤と言えば、活性型第Ⅶ因子製剤ノボセブン(一般名:エプタコグ アルファ(活性型)(遺伝子組換え))でした。 第Ⅷ因子に対するインヒビター(抗体)が生じた際のバイパス療法に…

アデムパス 承認 (平成26年1月17日)

アデムパス錠 (一般名:リオシグアト/バイエル薬品) アデムパス錠0.5mg、同1.0mg、同2.5mg 効能・効果は「外科的治癒不適応または外科的治療後に残存・再発した慢性血栓塞栓肺高血圧症」。

サイスタダン原末 承認 (平成26年1月17日)

サイスタダン原末(一般名:ベタイン/レクメド) 日本で初めてのホモシスチン尿症治療薬です。

ザルティア錠 承認(平成26年1月17日)

ザルティア錠2.5mg、ザルティア錠5mg(一般名:タダラフィル/日本イーライリリー) 効能•効果は「前立腺肥大症に伴う排尿障害」です。 タダラフィル…?(一部記事を修正して再掲載しました)

トピナ細粒•コンサータ36mg•アレグラDS•ザイザルシロップ 新剤型•新規格追加 (平成26年1月17日承認)

今回は新剤型•新規格の追加もありました。 シダトレンもそうですがアレグラ•ザイザルは花粉症シーズンにギリギリ間に合うかな?

サビーン点滴静注用 承認 (平成26年1月17日)

サビーン点滴静注用500mg。 一般名はデクスラゾキサン。 キッセイ薬品がオランダのスペファーム社から日本における権利を取得し、国内における開発を行った薬剤です。

ジオトリフ錠 承認 (平成26年1月17日)

日本ベーリンガーインゲルハイム初の抗がん剤となるジオトリフ錠(一般名:アファチニブマレイン酸塩)。 ジオトリフ錠20mg、ジオトリフ錠30mg、ジオトリフ錠40mg、ジオトリフ錠50mgの4規格です。 効能・効果は、「EGFR遺伝子変異陽性の手術不能または再発非…

リオナ錠 承認 (平成26年1月17日)

日本たばこ産業、いわゆるJTのリオナ錠。 有効成分はクエン酸第二鉄水和物です。 この薬は鳥居薬品との共同開発みたいです。 効能•効果は「慢性腎臓病患者における高リン血症の改善」。

平成25年1月17日承認情報〜スーグラ•シダトレン〜

今回は14成分28品目が承認されました。 話題のSGLT2阻害剤スーグラや先日まとめた初の花粉症経口免疫療法薬のシダトレンが承認されています。

シダトレン スギ花粉舌下液と減感作療法

まだまだ真冬、春はまだまだ。 と思っている人も多いと思いますが花粉症の方にとってはもうすぐ春…なのだと思います。 花粉症の中でもスギを原因とするのごスギ花粉症。 日本人のうち約25%がスギ花粉症と言われています。 つまりは四人に一人の割合でスギ花…

インフルエンザ 2013-2014

インフルエンザの患者さんが少しずつ増えてきましたね。 とは言っても、地域性があるものです。 まだ一人もインフルエンザの患者さんに接してないという人もいれば、 毎日、何人かはインフルエンザの患者さんと接しているという人もいると思います。 流行シ…

デザイン変えました。

移転早々デザイン変えてみました。 しばらくこれでやって行きたいと思います。

SGLT2阻害薬その2〜SGLT1/2阻害薬

昨日のつづきです。 SGLT2阻害薬その1〜スーグラ承認 - 薬剤師の脳みそSGLT1/2阻害薬のLX4211(レキシコン)が開発中と紹介しました。 SGLT2阻害剤はわかるけど、SGLT1阻害剤ってなんでしょう? その説明の前に、もう少し詳しくSGLT2阻害剤を掘り下げていき…

SGLT2阻害薬その1〜スーグラ承認

昨年11月末の話になりますが、ついに国内初の選択的SGLT2阻害剤 スーグラ(一般名:イプラグリフロジン L-プロリン/アステラス製薬)の承認が了承されました。今月(1月)承認、4月収載予定となっています。 若干、今更感はありますが、武田薬品のGPR40作動…

スピリーバレスピマットが喘息の適応を追加申請

1月6日、ベーリンガーインゲルハイムはスピリーバレスピマット(一般名:チオトロピウムレスピマット)について、気管支喘息の適応を追加申請しました。 抗コリン薬(ムスカリン受容体拮抗薬)であるスピリーバですが、現在は「慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支…

ファシグリファム開発中止!

昨年末のニュースになりますが、武田薬品がfasiglifam(開発コード:TAK-875)の開発を中止すると発表しました。

プラザキサとイグザレルトとエリキュース

一年ほど前にイグザレルトについてまとめたことがありました。イグザレルト - 薬剤師の脳みそ読み返してみるとあまりにも不勉強だったと恥ずかしくなりました。 イグザレルトの処方も随分経験していますので、今回、改めてプラザキサとイグザレルト、エリキ…

はてなブログに変えました。

あけましておめでとうございます。 なかなか更新できていない日々ですが、 新年開始ということで、はてなダイアリーからはてなブログに移行しました。

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