薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

このブログは薬局で働く薬剤師を中心とした医療従事者の方を対象に作成しています。
一般の方が閲覧した際に誤解を招くことのないように配慮しているつもりですが、医療従事者の方へ伝えることを最優先としています。
2020年11月からURLが変更となりました。(新URL https://yakuzaishi.love)
  

レセプト・診療報酬

新医薬品の処方日数制限一覧(2020年11月18日更新)

新薬の処方日数制限についての記事です。 投与制限の例外についてとその対象となる医薬品についてまとめています。 2020年11月18日に薬価収載された医薬品のうち、エクロックゲル5%、エナロイ錠2mg/4mg、ジセレカ錠100mg/200mg、ゼジューラカプセル100mg、リ…

【令和2年度】レセプト摘要欄への記載事項(電算コード化)【2020年度改定】

令和2年度診療報酬改定に伴い公開されたレセプト摘要蘭への記載事項についてまとめています。 2020年10月調剤分の請求から調剤報酬明細書の摘要欄への記載事項についてレセプト電算コードを選択して請求するようになりました。 各記載内容と電算コードについ…

令和2年度改定の最終チェック!4月1日からの業務の変更と届出・準備

みなさん、調剤報酬改定の準備は順調でしょうか? 令和2年度診療報酬改定が施行される2020年4月1日が目前に迫ってまいりました。 (この記事は2020年3月29日に作成しています) 4月1日から何が変わるのか? 点数は?ルールは?届出は?経過措置はいつまで? …

地域支援体制加算(2020年4月〜2022年3月)

地域支援体制加算(令和2年4月〜令和4年3月)についてまとめます。 2020年度の改定内容はもとより、算定要件や施設基準、その根拠となる通知を整理しています。 地域支援体制加算は調剤基本料の加算です。 地域支援体制加算の算定にあたっては、調剤基本料1…

調剤基本料(2020年4月〜2022年3月)

2020年度 調剤報酬改定での調剤基本料についてまとめた記事です。 2020年度改定での変更部分も含め、現行の調剤基本料(1〜3、特例、特別調剤基本料、未妥結減算)についての施設基準や届出方法について、根拠となる通知を用いて解説しています。

令和2年(2020年)調剤報酬改定のまとめとわかりやすい解説

2020年3月5日に正式に告示された調剤報酬改定(診療報酬改定の調剤部分)についてまとめた記事です。 今回の改定全体をまとめています。 今回はじめて改定を経験する新人薬剤師の方にもわかりやすく理解してもらえるよう、できるだけ簡単にまとめています。

令和2年 診療報酬改定〜個別改定項目(短冊) 調剤関連部分を読み解こう! 2020.2.7 答申

令和2年度(2020年度)調剤報酬改定の個別改定項目、いわゆる短冊についての記事です。 短冊を一から読んで理解することができるようにまとめてみました。 正式な調剤報酬改定に向けて、情報が出てくれば随時更新していきます。

【平成30年度】レセプト摘要欄への記載が必要な事例【2018年度改定】

2018年3月26日に保医発0326第5号『「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について』が公開されました。 その中から、「レセプト摘要欄への記載項目」に関する部分ついてまとめました。 レセプト請求はほぼ完全に電子化しており、メーカーに…

高額療養費と現物給付〜制度の概要と薬局での対応について(平成30年8月変更)

(平成27年1月21日付の記事でしたが最新の情報に合わせて修正しました) 平成30年8月より70歳以上の方の高額療養費の区分が変更になりました。 現物給付についても少々ややこしいことになりそうです。 この記事では高額療養費に関して、過去の変更部分と現物…

医療用麻薬と向精神薬の投与日数制限(処方日数制限)

医療用麻薬と向精神薬は投与(処方)できる日数に制限が定められています。 この記事では、薬剤別の投与日数制限についてまとめています。 また、長期投与を可能とする場合の条件やレセプトへの記載内容についてもまとめています。

局方品は銘柄変更不可!?〜局方品には後発医薬品が存在しない?(修正版)

(元々は平成27年6月18日に作成した記事です) 処方せんにはプレドニゾロン錠5mg「三和」が記載されていました。 でも、うちの薬局に在庫しているプレドニゾロン錠5mgは、 プレドニゾロン錠5mg「タケダ」 プレドニゾロン錠5mg「旭化成」 プレドニン錠5mg の3…

【後期高齢者】高齢者の医療保険について整理してみる【高齢受給者証】(修正)

(元々は平成27年1月17日に公開した記事でしたが、加筆修正を行いました) 高齢者の保険に関して後輩から質問を受けることが多いです。 たしかに慣れないうちはわかりにくいかもしれません。 特定医療費の詳しい話をまとめる前に高齢者の医療保険を中心に医…

居宅療養管理指導費に関するQ&Aについて〜平成30年度介護報酬改定

4月を過ぎ、平成30年度の調剤報酬改定への対応もすっかり終わったところと思います。 今回の改定では介護報酬の改定も同時に行われました。 在宅を行なっている薬局は、こちらへの対応にも追われたことと思います。 今回は介護報酬版の疑義解釈とも言えるQ&A…

在宅の考え方は同一建物から単一建物に〜診療報酬と介護報酬のダブル改定

平成30年度(2018年度)の在宅に関する改定についてまとめます。 今回は調剤報酬だけでなく介護報酬の改定も行われるダブル改定です。 これでほとんど統一されるかと思いきや、そうでない部分も意外とあります。 在宅患者訪問薬剤管理指導料等の調剤報酬にお…

後発医薬品調剤体制加算の改定〜目指せジェネリック数量シェア80%!(H30.4.3修正)

平成30年度(2018年度)調剤報酬改定での後発医薬品に関する改定についてまとめます。 後発医薬品に関する改定の主な内容は以下の通りです。 後発医薬品調剤体制加算が2段階→3段階に 算定に必要なGE数量%のアップ 新設される後発医薬品調剤体制加算3は今ま…

平成30年度調剤報酬改定の最終チェック〜届出書類・レセコン設定

(この記事は平成30年4月1に投稿したものなので、平成30年度診療報酬改定に関する施設基準の届出はすでに締め切られています) 明日からいよいよ調剤報酬改定後の業務が始まりますね。 (一部の方は今日から始まってますね。お疲れ様です。) みなさん準備は…

疑義解釈資料の送付について(その1)

いよいよ来週から改定!という週末になって疑義解釈その1が公開されましたね・・・。 疑義解釈資料の送付について(その1)/事務連絡 平成30年3月30日 棚卸準備で疲れた体に鞭打ちながら読んでみました。 今回、一番のサプライズとも言えるのは服薬情報等提…

薬剤服用歴管理指導料の改定〜非常に厳しい特例の新設と記載項目の変更

平成30年度(2018年度)調剤報酬改定での薬剤服用歴管理指導料に関する改定についてまとめます。 薬歴に関する改定の主な内容は以下の通りです。 薬剤服用歴管理指導料 平成28年度 平成30年度 1(6ヶ月以内) 38点 41点↑ 2(1以外) 50点 53点↑ 3(特別…

地域支援体制加算の新設〜基準調剤加算と比較して薬局の未来を考える

平成30年3月5日、厚生労働省は平成30年度診療報酬改定説明会を開催し、関連する告示、通知を同日付けで発出しました。 これにより、平成30年度調剤報酬改定の内容のほとんどが明確になりました。 今回は、基準調剤加算の廃止に伴い新設される地域支援体制加…

調剤基本料は敷地内薬局・チェーン薬局・医療ビル(モール)などを対象とした内容が追加〜H30年度調剤報酬改定

平成30年2月7日、厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2018年度診療報酬改定案を了承し、加藤勝信厚生労働相に答申しました。 個別の改定項目については少しずつまとめて行こうと思います。 今回は調剤基本料についてまとめます。

平成30年度調剤報酬改定の個別改定項目の要件案が公開(2/7答申後に修正)

平成30年1月24日に開催された第386回中医協(中央社会保険医療協議会)総会。 ついに、平成30年度調剤報酬改定(診療報酬改定)の個別改定項目ならびにその算定要件案、いわゆる短冊が公開されました。 点数や具体的な数字はまだ決定していませんが、大まか…

平成30年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理を元に色々と考察してみる

年も明け、いよいよ本格化していく診療報酬改定(調剤報酬改定)に関する議論。 1月12日にはこれまでの議論をまとめたものが公開されています。 その中で薬局に関連する部分について抽出し、個人的な考えをまとめてみようと思います。

平成30年度調剤報酬改定についての情報まとめ

あけましておめでとうございます。 遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。 さて、今年は診療報酬改定の年ですね。 昨年秋から議論が進んでいる診療報酬改定について、これから一気に詳細が決定して行くと思われます。 今回の改定はかなり厳…

認知症治療薬の少量投与と一般名処方の銘柄名併記(疑義解釈その11)

平成29年5月26日に疑義解釈その11が公開されています。 今回は認知症治療薬の少量投与や一般名処方への銘柄併記についてなど、薬局に深く関わる内容があったのでまとめてみようと思います。

かかりつけ薬剤師に関する研修認定の届出や調剤ポイントの広告について(疑義解釈その9)~H28年(2016)調剤報酬改定⑯

まだまだ更新できない日が続いていて申し訳有りません。 そろそろ少しずつ更新が再開できると思います。 平成29年2月23日に疑義解釈その9が公開されています。 疑義解釈その8は薬局には基本的に関係なかったので、特に取り上げませんでした。 今回はかかりつ…

疑義解釈資料の送付について(その7)で基礎的医薬品の変更調剤が明確に~H28年(2016)調剤報酬改定⑮

みなさん、4月から改定となった診療報酬・調剤報酬にもすっかり慣れて業務を行っていることと思います。 そんななか、平成28年9月15日に疑義解釈その7が公開となりました。 疑義解釈その5、その6は薬局には基本的に関係なかったので、特に取り上げません…

デパス(エチゾラム)とアモバン(ゾピクロン)が第三種向精神薬に指定されました

デパス(エチゾラム)とアモバン(ゾピクロン)が向精神薬に指定された際の情報についてまとめた記事です。 今となっては向精神薬であることが当たり前ですが当時は違ったんですよね。 普通薬が新たに向精神薬に指定されるという機会はなかなかないのでその…

疑義解釈資料の送付について(その4)が公開~H28年(2016)調剤報酬改定⑭

平成28年6月14日、疑義解釈その4が公開されました。 今回調剤部分については、医師の指示による分割調剤についてのみです。 その他、気になる部分と合わせてまとめてみます。

疑義解釈資料の送付について(その3)が公開~H28年(2016)調剤報酬改定⑬

平成28年5月19日、疑義解釈その3が公開されました。 なんと、今回は調剤報酬点数表関係のみ。 それもかかりつけ薬剤師についてのみです。 先日、記事にした「医療に係る地域活動」の審査基準が正式に発表となりました。

疑義解釈資料の送付について(その2)が公開~H28年(2016)調剤報酬改定⑫

ゴールデンウィーク直前の週ということで忙しかった薬局が多かったのではないでしょうか? やっと仕事を終えてネットを開いてみると、疑義解釈その2が公開されていますね。 今回はかなり少なめ。 ちゃっちゃとまとめてみます。

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