2018-01-01から1年間の記事一覧
平成30年12月14日に薬価収載される後発医薬品についてまとめます。 目玉はトラムセット配合錠(統一名称:トアラセット)とリフレックス錠/レメロン錠(一般名:ミルタザピン)です。 そのほか、新規に参入するものに、イレッサ、レルパックス、ストラテラ、…
2018年11月27日付の官報に新剤形の医薬品の薬価が掲載されました。 これらの薬剤は平成30年11月28日付で薬価基準収載されました。 今回薬価収載される医薬品には、ラグノスNF経口ゼリー分包12g、アミティーザカプセル12μg、エフィエントOD錠20mg、バリキサド…
またまた、新たな第二世代抗ヒスタミン薬が発売になります。 ルパフィン錠は抗PAF作用と抗ヒスタミン作用を併せ持つ新規第二世代抗ヒスタミン薬です。 このタイミングで新たに追加される第二世代抗ヒスタミン薬、どのような特徴を持つかまとめて見ます。 平…
2018年11月14日、厚労省の中医協・総会で新規医薬品の薬価が決定しました。 11月19日に告示され、11月20日に薬価収載されました。 また、マヴィレット配合錠の市場拡大再算定についても決定しています。 今年度から新しく導入された「薬価収載時の薬価再算定…
平成30年11月9日、厚生労働省の薬食審医薬品第一部会で審議された薬剤についてのまとめです。 審議されたのは2品目のみで、国内初の飲酒量低減薬セリンクロについてと、プレセデックスの小児適応についてです。 そのほか、報告品目や公知申請についても了承…
平成30年11月8日、厚生労働省の薬食審医薬品第二部会で審議された薬剤についてのまとめです。 審議されたのは1品目のみで、初めて2成分での抗HIV療法を可能とする新規配合剤 ジャルカ配合錠の承認が了承されています。 そのほか、報告品目や公知申請について…
べオーバ錠の特徴についてベタニス錠と比較してまとめた記事です。 べオーバ錠は平成30年9月21日に製造承認された国内2剤目の過活動膀胱に対する適応を持つ選択的β3アドレナリン受容体作動薬です。 すでに発売され、使用されているベタニス錠には複数の注意…
平成30年10月23日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回は3つの成分に対して改訂指示が出されています。 ※副作用に関する記載を中心とし…
2018年3月26日に保医発0326第5号『「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について』が公開されました。 その中から、「レセプト摘要欄への記載項目」に関する部分ついてまとめました。 レセプト請求はほぼ完全に電子化しており、メーカーに…
平成30年8月21日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、国内で承認されている全てのフィブラート系薬剤とスタチン系薬剤(HMG-CoA還元酵素阻害剤)について添付文書の改訂指示を出しました。 これまで、原則禁忌とされていた「フィブラート系薬剤とスタチン系薬剤…
平成30年9月21日付で同年7〜8月の薬食審 部会で審議されていた品目が承認されています。 (平成30年10月10日追記)一品目のみ遅れて10月10日付で承認され、これで予定されていたものは全て承認されたことになります。 今回製造承認を受けたものについては11…
平成30年10月1日から生活保護受給者に対しては後発医薬品による調剤を行うことが原則化されます。 これは平成30年6月1日に可決され、6月8日に公布された生活保護法の一部改正が施行されるためです。 これまでも、生活保護受給者については後発医薬品を使うよ…
今回はこのブログ「薬剤師の脳みそ」の目的について書いてみようと思います。 薬剤師の脳みそが2012年6月9日から開始しているので、2018年現在、6年間続けたことになりますが、 何故このブログを始めたのか? どうして続けているのか? ということについて書…
平成30年9月3日にベタニスの添付文書が改訂されています。 今回の改訂でアドレナリンβ3受容体作動薬である過活動膀胱治療薬ベタニス(成分名:ミラベグロン)と抗コリン薬の併用が可能になりました。
厚生労働省の薬食審医薬品第一部会が平成30年8月30日に開催されました。 今回の部会では新薬5製品の承認について審議が行われ、すべて了承されています。 前日には第二部会が行われているので、連日での新薬情報になりますね。
厚生労働省の薬食審医薬品第二部会が平成30年8月29日に開催されました。 今回の部会では新薬4製品の承認について審議が行われ、すべて了承されています。
2018年8月22日、厚労省の中医協・総会で新規医薬品の薬価が決定し、8月29日に薬価収載されました。 新医薬品一覧表(平成30年8月29日収載予定) また、オプジーボの用法用量変化再算定についても決定しています。 今年度から新しく導入された「薬価収載時の…
平成30年8月21日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、国内で承認されている全てのインフルエンザ治療薬について添付文書の改訂指示を出しました。 タミフル(成分名:オセルタミビルリン酸塩)については、警告欄から10歳以上の未成年に対する使用差し控えに関…
平成30年8月15日、新たな後発医薬品や先発医薬品の新規格が承認されました。 今回承認された品目は12月に薬価収載される予定です。 今回は新規承認の後発医薬品が多く、トラムセット、リフレックス/レメロン、ユリーフ、ストラテラ、レルパックス、バイナス…
平成30年8月2日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回はセフトリアキソンナトリウム水和物とアプレミスラストに対して改訂指示が出されて…
厚生労働省の薬食審医薬品第二部会が平成30年8月3日に開催されました。 今回の部会では新医薬品3つの製造承認に加え、オプジーボとヤーボイの適用拡大などについて審議が行われ、すべて了承されています。 また、ハーセプチンのバイオ後続品としては2番目と…
(2013年4月に作成した記事です) ある日の調剤業務中。 テモダールカプセル 100mg 2C 1×v.d.S 5日分 という処方の薬剤料を見て、改めて驚きました。 16390点!! つまり、テモダールカプセル100mg 10カプセルにかかる費用だけで16万3900円! 3割負担で考え…
(平成27年1月21日付の記事でしたが最新の情報に合わせて修正しました) 平成30年8月より70歳以上の方の高額療養費の区分が変更になりました。 現物給付についても少々ややこしいことになりそうです。 この記事では高額療養費に関して、過去の変更部分と現物…
厚生労働省の薬食審医薬品第一部会が平成30年7月27日に開催され、日本ベーリンガーインゲルハイムが申請したトラディアンス配合錠の承認が了承されました。 その名前から話かる通り、DPP-4阻害薬トラゼンタとSGLT2阻害薬ジャディアンスの配合剤です。 近いう…
平成30年7月10日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、妊娠中の投与が禁忌とされていた免疫抑制剤について、妊婦に対する投与禁忌を解除し、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 対象となる免疫抑制剤は、タクロリムス水和…
平成30年7月2日、新医薬品等の製造販売が承認されました。 今回承認されたのは、平成29年4月〜6月に薬食審で承認を了承されていた医薬品です。 新薬7成分、バイオシミラー1成分、適応追加などが8品目です。 部会の開催日ごとに分けて簡単にまとめます。
医療用麻薬と向精神薬は投与(処方)できる日数に制限が定められています。 この記事では、薬剤別の投与日数制限についてまとめています。 また、長期投与を可能とする場合の条件やレセプトへの記載内容についてもまとめています。
2018年6月29日、スギ花粉症に対するアレルゲン免疫療法薬 シダキュア舌下錠が発売されました。 すでに発売されているシダトレンスギ花粉舌下液の剤型違いと言うだけでなく、力価の近い、小児へての適応が認められた新薬扱いになっています。 (シダトレンス…
ジェネリック医薬品のブランド名称は各社、成分名+剤型+規格+「メーカー名」で統一されていますが、成分が複数に含まれている配合剤についてはそうではなく、各社のブランド名称のまま発売されています。 近年、配合剤の数は増えてきており、このまま各社…
(元々は平成26年3月2日に作成した記事です) 高血圧治療に使用される、降圧薬を含む配合薬についてのまとめです。 一覧表や適応上の注意、各略称等についてまとめています。 また、各種配合剤は原則、配合されている成分を持つ単剤から切り替えて使用するよ…