薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

このブログは薬局で働く薬剤師を中心とした医療従事者の方を対象に作成しています。
一般の方が閲覧した際に誤解を招くことのないように配慮しているつもりですが、医療従事者の方へ伝えることを最優先としています。
2020年11月からURLが変更となりました。(新URL https://yakuzaishi.love)
  

レセプト・診療報酬-診療報酬改定

湿布薬の適正使用 1回70枚の処方制限とレセプトへ一日用量・投与日数記載〜H28年(2016)診療報酬改定

平成28年診療報酬改定、今回は医科も含めた調剤報酬改定・調剤報酬改定の範囲です。 平成28年4月から一度に処方できる湿布の枚数は70枚までになります。 また、レセプトには湿布薬を一日何枚使用するか、もしくは処方された湿布薬が何日分に相当するかを記載…

重複投薬・相互作用等防止加算は何が変わる?~H28年(2016)調剤報酬改定⑤

引き続き、厚生労働省が平成28年3月4日に説明会を行った平成28年度診療報酬改定についてです。 今回は薬学管理料のうち、重複投薬・相互作用等防止加算についてまとめたいと思います。 これまでの重複投薬・相互作用防止加算から改定後は重複投薬・相互作用…

薬剤服用歴管理指導料はプラス改定?お薬手帳がある方が安くなる?~H28年(2016)調剤報酬改定④

引き続き、厚生労働省が平成28年3月4日に説明会を行った平成28年度診療報酬改定についてです。 今回は薬剤服用歴管理指導料、いわゆる薬歴管理料についてです。 薬歴管理料は、 半年以内に来局したことがあるかどうか お薬手帳を持参しているかどうか 調剤基…

特例除外にはかかりつけ薬剤師の指導を月100回?~2016年調剤報酬改定について厚生労働省が資料を公開

平成28年3月4日、厚生労働省は、2016年度診療報酬・調剤報酬改定についての資料や通知等を公開しました。 これにより、平成28年4月に実施される調剤報酬改定について、さらに詳細な内容が明らかになりました。 それに合わせて、過去記事にも修正を加えました…

後発医薬品調剤体制加算など後発品についての改定~H28年(2016)調剤報酬改定③

平成28年2月10日、第328回中央社会保険医療協議会(中医協)総会で公開された、平成28年度診療報酬改定案についてです。 ※さらに、平成28年3月4日に厚生労働省が平成28年度診療報酬改定についての説明会を行いました。 今回は後発医薬品の推進に関する改定つ…

基準調剤加算には管理薬剤師に対する規定も~H28年(2016)調剤報酬改定②

昨日に引き続き、平成28年2月10日、第328回中央社会保険医療協議会(中医協)総会で公開された、平成28年度診療報酬改定案についてです。 ※さらに、平成28年3月4日に厚生労働省が平成28年度診療報酬改定についての説明会を行いましたので、それに合わせて修…

細分化される調剤基本料~H28年(2016)調剤報酬改定①

平成28年2月10日、第328回中央社会保険医療協議会(中医協)総会が開催され、平成28年度診療報酬改定案が答申されました。 ※さらに、平成28年3月4日に厚生労働省が平成28年度診療報酬改定についての説明会を行いましたので、それに合わせて修正を加えました…

特例拡大再算定と市場拡大再算定~4月薬価改定前に在庫を絞っておきたい品目

4月の診療報酬改定、調剤報酬改定まで2か月を切りました。 4月には薬価改定も行われます。 診療報酬改定の概要で発表されているように、改定後の薬価は-1.22%の引き下げとなります。 平成26年が-0.63%(消費税増税分を除外すると-1.36%)、平成24年が…

平成28年度診療報酬改定の個別改定項目の要件案が公開~調剤報酬以外の部分

平成28年1月27日に開催された第325回中医協(中央社会保険医療協議会)総会。 前回の記事では調剤報酬改定についての算定要件案についてまとめました。 今回は、調剤報酬以外の部分。 診療報酬(医科)のうち薬局に係る部分や、そのほかについてまとめてみま…

平成28年度調剤報酬改定の個別改定項目の要件案が公開

平成28年1月27日に開催された第325回中医協(中央社会保険医療協議会)総会。 ついに、平成28年度調剤報酬改定(診療報酬改定)の個別改定項目ならびにその算定要件案、いわゆる短冊が公開されました。 点数や具体的な数字はまだ決定していませんが、大まか…

2016年度調剤報酬改定~中医協これまでの議論の整理②

さて、今日も昨日に引き続き、平成28年1月13日の中医協で公開された平成28年度診療報酬改定についてのこれまでの議論のまとめについて見ていこうと思います。 昨日の記事では、主に、 かかりつけ薬剤師の評価 二回目以降の薬歴管理料の評価 電子版お薬手帳の…

2016年度調剤報酬改定~中医協これまでの議論の整理①

遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。 本日、平成28年1月13日、新年最初の中医協審議が開催されました。 その中で、平成28年度診療報酬改定について、これまでの議論についてまとめた資料が公開されました。 資料の内容に従って、ま…

2016年度調剤報酬改定についての議論が進む~薬局の進むべき道は?

平成27年12月4日、第317回中央社会保険医療協議会総会(中医協総会)が開催され、来年、平成28年4月1日に予定されている診療報酬改定、特に調剤報酬に関する内容が話し合われたようです。 大幅なマイナス改定となるのではないかと噂されている2016年度の調剤…

どうなる?調剤報酬改定!~中医協での議論が本格化

平成27年11月6日、中央社会保険医療協議会(中医協)の総会(第311回)が開催されました。 平成28年4月の診療報酬改定に向けて、調剤報酬に関する部分の議論も具体的になってきています。 今回の総会では、 長期処方 ポリファーマシー(多剤処方) 残薬 後発…

2016年度診療報酬改定に向けて~財務省が考える改革案②(調剤報酬について)

前回に引き続き、今回も、平成27年10月30日、財務省の財政制度等審議会財政制度分科会が示した、2016年度診療報酬改定に向けた改革案についてまとめます。 今回は後半、調剤報酬についての部分です。 保険薬局の果たすべき役割を踏まえた、「ゼロベースでの…

2016年度診療報酬改定に向けて~財務省が考える改革案①(薬剤費について)

平成27年10月30日、財務省の財政制度等審議会財政制度分科会は2016年度診療報酬改定に向けた改革案を提示しました。 その中で、診療報酬改定全体のマイナス改定はもちろん、調剤報酬や薬価については特に厳しい見直し案が挙げられました。 ただ、来るべく高…

医薬分業推進の下での規制の見直し~規制改革会議 健康・医療WGの提示

平成27年4月16日、内閣府の規制改革会議 健康・医療ワーキング・グループでは、「医薬分業」の見直しについて検討が行われました。 昨日の記事では、新薬の投与日数制限についての内容をまとめましたが、今日はそれ以外の内容についてまとめておこうと思いま…

湿布薬の保険削減を検討〜早くも診療報酬改定の話題が

来年は診療報酬改定の年という事で、段々と改定に関する話題が耳に入ってきています。 2016年度の診療報酬改定に関する議論はすでに始まっています。 平成27年3月19日に行われた政府の規制改革会議「健康・医療ワーキンググループ」で一部の湿布薬の保険外し…

一包化加算における内服薬の種類の考え方〜平成26年診療報酬改定 疑義解釈その12

昨日に引き続き、2015年2月3日付で公開された平成26年度診療報酬改定の疑義解釈その12についてです。 今日は昨日の記事では触れていない、一包化加算の算定における内服薬の種類の数え方についてです。

吸湿性が強い薬剤をPTPとした場合の一包化算定について〜平成26年診療報酬改定 疑義解釈その12

2015年2月3日付で平成26年度診療報酬改定の疑義解釈その12が追加となっています。 調剤では一包化の考え方について述べられています。 吸湿性の強い薬剤のみ一包化にしなかった場合についてです。

四国厚生局が平成25年度個別指導での指摘事項を公開 その2

先日の記事の続きです。今回は残りの部分をまとめます。

四国厚生局が平成25年度個別指導での指摘事項を公開 その1

四国厚生局が平成25年度の個別指導の指摘事項をまとめたものを掲載してくれています。 薬局業務を確認するに当たって、こういった情報は非常にありがたいです。 また、近く個別指導や監査などが予定されている薬局にとっても貴重な情報となるのではないでし…

C型肝炎IFNフリー2剤併用療法に対する医療費助成開始

平成26年9月19日、肝炎治療特別促進事業において、「ダクラタスビル及びアスナプレビル併用療法」が追加され、IFNフリー2剤併用療法の医療費助成が開始されました。 これは、9月1日に厚生労働省で開催された第12回肝炎治療戦略会議で審議の上、了承されたも…

薬局が行う衛生材料の供給について〜疑義解釈資料(その8)公開1

診療報酬・調剤報酬改定から3ヶ月半。 みなさん、すっかりなれた頃だとは思いますが、平成26年7月10日に疑義解釈その8が公開されました。 調剤報酬に関しては「衛生材料の支給」について記載されています。 それと療養担当規則について、「経済上の利益の提…

薬局での保険請求に注意するケース1〜入院中の場合

患者さんの家族から眼科の処方箋を受け取り、患者さんとお話していると。 「本人は◯◯病院に入院中なんですよー」 この場合、注意が必要です。 患者さんが入院中の場合、調剤報酬請求上、大幅な制限を受けることになります。 入院先の病棟にもよりますが、い…

医薬品の販売記録~どうなる?改正薬事法 その4

平成26年6月12日から施行される改正薬事法。 今回より処方せんを介さない医薬品を販売した際には記録を残すように求められています。

医薬品の販売・授与~どうなる?改正薬事法 その3

平成26年6月12日から施行される改正薬事法。 残りあと一ヶ月を切りましたね。以前、要指導医薬品の販売・授与についてまとめましたが、他の医薬品についてはどうなんでしょうか? 今回はいっきにまとめます。

要指導医薬品の販売・授与〜どうなる?改正薬事法 その2

あっという間に四月になり、第一週も終わりましたね。 診療報酬•調剤報酬の改定もそのときが来れば何とかなるもの・・・ですよね? ただ、一難去ってまた一難。 六月には改正薬事法 「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(医…

平成26年度調剤報酬改定 疑義解釈資料(その1)公開

ついに2014年度診療報酬改定の疑義解釈その1が公開されました。 予定では昨日の公開だったのでかなり待っていた方も多かったと思います。

薬剤師法の改正

2014年6月12日から施行される改正薬事法・薬剤師法。 要指導薬の新設だけに注目が集まりがちですが、当然ながら、他にも様々な部分が改定されます。 中でも薬剤師法の改正、実はかなり重要な内容となっています。

© 2014- ぴーらぼ inc. プライバシーポリシー