薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

このブログは薬局で働く薬剤師を中心とした医療従事者の方を対象に作成しています。一般の方が閲覧した際に誤解を招くことのないように配慮しているつもりですが、医療従事者の方へ伝えることを最優先としています。何卒、ご理解ください。   

くすり・DI

ハルナール・フリバス・ユリーフ〜前立腺肥大症に用いるα1ブロッカーの違い

(元々は2016年7月8日の記事ですが、内容を修正しています。) 今回は前立腺肥大症(Benign Prostatic Hyperplasia:BPH)に用いるα1ブロッカーの違いについてまとめます。 α1受容体サブタイプの選択性の比較を中心にまとめています。 普段、泌尿器の処方を…

ザガーロカプセルの発売日決定〜新規AGA(男性型脱毛症)治療薬

平成28年9月28日に承認された国内2成分目のAGA治療薬ザガーロカプセル。 その成分は、前立腺肥大症治療薬であるアボルブカプセルと同じデュタステリドです。 昨年末に起きたアボルブカプセルの出荷調整により、平成28年11月24日に予定されていた発売日が延期…

ソバルディは28日まで投与可能?~新薬処方日数制限の例外

前回の記事にも書きましたが、平成27年5月20日に薬価収載される新医薬品のうち、3品目について新薬処方制限の例外が適用されています。ソバルディ等の薬価が決定~平成27年5月20日薬価収載予定の医薬品について - 薬剤師の脳みそ~薬局薬剤師の勉強ブログ~

グラナテック点眼液発売~新たな緑内障治療薬

2014年12月2日、新規作用機序を持つ緑内障・高眼圧治療薬、グラナテック点眼液0.4%(一般名:リパスジル塩酸塩水和物)の販売が開始となりました。 当初は2015年1月発売予定でしたが、早まっての発売になったようです。 グラナテック点眼液は三重大学医学部…

ネバナック懸濁性点眼液~白内障手術後の点眼液について

近隣の病院の採用薬品が変更になりました。 これまで、その病院では術後のNSAIDs点眼はジクロード点眼液を使用していたのですが、新しくネバナック懸濁性点眼液(一般名:ネパフェナク)が使用されることになったようです。

妊娠中のARB・ACE阻害剤の使用について〜妊娠高血圧症から授乳まで

平成26年9月11日、PMDAから医薬品適正使用のお願いが公開されました。 「アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤(ARB)及びアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤の妊婦・胎児への影響について」 http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/file/tekisei_pmda_10.pdf…

国内初のSGLT2阻害剤 スーグラ発売~服薬指導や特徴を考えてみる

昨日(平成26年4月17日)、ついに国内初のSGLT2阻害剤 スーグラ錠(一般名:イプラグリフロジン L-プロリン/アステラス製薬)が薬価収載され、販売開始となりました。 大型新薬と言うことで、朝一番に卸さんから納品された薬局も多いと思います。 薬価基準収…

ソブリアードカプセルとテラビック錠を比較してみる

ついに、直接作用型坑HCV薬ソブリアードカプセル(一般名:シメプレビルナトリウム:SMV)についてです。 2013年2月に承認申請された後、同年9月に承認、12月に販売開始となりました。 しかも、販売開始前の11月に改定されたC型肝炎治療ガイドラインでは、SM…

テラビック錠の登場〜C型肝炎に対する第一世代プロテアーゼ阻害剤

直接作用型坑HCV薬ソブリアードカプセル(一般名:シメプレビルナトリウム:SMV)をまとめる前に、テラビック錠(テラプレビル:TVR)の復習をしておきたいと思います。

エフィエント錠

第一三共が大型新薬として力を入れてきたエフィエント(一般名:プラスグレル)が国内承認が了承されました。 第一三共と宇部興産の共同研究で発見、開発は第一三共とイーライリリーが共同で行いました。 同じ抗血小板薬のプラビックス(一般名:クロピドグ…

インターフェロンとリバビリンの併用療法について

C型肝炎シリーズもやっとここまでたどり着きました。 インターフェロン(IFN)とリバビリン(RBV)の2剤併用療法です。 プロテアーゼ阻害剤が発売されるまではこれがC型慢性肝炎治療のスタンダードでしたね。

C型肝炎に用いるIFNまとめ

インターフェロンとリバビリンの併用療法についてまとめるつもりだったのですが、その前に再度、C型肝炎治療に使用するインターフェロンをまとめておこうと思います。 自分も不勉強な部分が多かったので、できるだけすっきりまとめようと思います。

レベトールとコペガス

レベトールカプセル200mg(MSD)とコペガス錠200mg(中外製薬)。 どちらもリバビリンを有効成分とし、 インターフェロンとの併用で今やC型肝炎の標準治療として用いられる薬剤です。 でも実は、1970年くらいからある薬ってことご存知ですか?

トビエースと頻尿治療薬

発売からそろそろ一年がたちますので、大きい病院などでもそろそろ採用されるのでしょうか? 過活動膀胱(OAB/overactive bladder)治療薬のトビエース錠(一般名:フェソテロジンフマル酸塩)です。 デトルシトールカプセル(一般名:酒石酸トルテロジン)…

ロイケリンとイムラン

潰瘍性大腸炎でイムラン(アザニン、一般名:アザチオプリン)を使用していた患者さんですが、どうも効果不十分な様子でした。 次、来局したときの処方はロイケリン散10%(一般名:メルカプトプリン)。 色々疑問があります。

フェマーラで不妊治療

ある日の服薬指導中。 若い女性の患者さんから質問を受けました。 「たまにフェマーラという薬を飲むことがあるんですが、問題ないでしょうか?」 たまに・・・? たまにフェマーラってどういうこと?

シダトレン スギ花粉舌下液と減感作療法

まだまだ真冬、春はまだまだ。 と思っている人も多いと思いますが花粉症の方にとってはもうすぐ春…なのだと思います。 花粉症の中でもスギを原因とするのごスギ花粉症。 日本人のうち約25%がスギ花粉症と言われています。 つまりは四人に一人の割合でスギ花…

インフルエンザ 2013-2014

インフルエンザの患者さんが少しずつ増えてきましたね。 とは言っても、地域性があるものです。 まだ一人もインフルエンザの患者さんに接してないという人もいれば、 毎日、何人かはインフルエンザの患者さんと接しているという人もいると思います。 流行シ…

SGLT2阻害薬その2〜SGLT1/2阻害薬

昨日のつづきです。 SGLT2阻害薬その1〜スーグラ承認 - 薬剤師の脳みそSGLT1/2阻害薬のLX4211(レキシコン)が開発中と紹介しました。 SGLT2阻害剤はわかるけど、SGLT1阻害剤ってなんでしょう? その説明の前に、もう少し詳しくSGLT2阻害剤を掘り下げていき…

SGLT2阻害薬その1〜スーグラ承認

昨年11月末の話になりますが、ついに国内初の選択的SGLT2阻害剤 スーグラ(一般名:イプラグリフロジン L-プロリン/アステラス製薬)の承認が了承されました。今月(1月)承認、4月収載予定となっています。 若干、今更感はありますが、武田薬品のGPR40作動…

スピリーバレスピマットが喘息の適応を追加申請

1月6日、ベーリンガーインゲルハイムはスピリーバレスピマット(一般名:チオトロピウムレスピマット)について、気管支喘息の適応を追加申請しました。 抗コリン薬(ムスカリン受容体拮抗薬)であるスピリーバですが、現在は「慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支…

ファシグリファム開発中止!

昨年末のニュースになりますが、武田薬品がfasiglifam(開発コード:TAK-875)の開発を中止すると発表しました。

プラザキサとイグザレルトとエリキュース

一年ほど前にイグザレルトについてまとめたことがありました。イグザレルト - 薬剤師の脳みそ~薬局薬剤師の勉強ブログ~読み返してみるとあまりにも不勉強だったと恥ずかしくなりました。 イグザレルトの処方も随分経験していますので、今回、改めてプラザ…

ティーエスワンの隔日投与

最近、OD錠が発売されたティーエスワン(TS-1/成分名:テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)ですが、いまいち患者さんの評判がよろしくないです。 錠剤なのでカプセルより小さいし、OD錠なのですぐ溶けるのでご高齢の方には飲みやすいかなと…

ケイツーシロップと乳児ビタミンK欠乏性出血症

医療従事者でなくとも、1989年以降に出産をされたお母さん方は病院でお子さんにシロップを飲ませてもらった記憶があるんじゃないでしょうか? 以前は、 出生後哺乳が確立した時点 退院時(生後一週間) 一ヶ月検診の際 この計3回投与されるのがほとんどでし…

ラベキュア/ラベファイン

ついに・・・というか、やっと。 やっとランサップ/ランピオン以外のピロリ除菌のパック製剤が発売されます。 タケプロンを擁する武田薬品がランサップを販売したのが2002年。 二次除菌に対するランピオンを販売したのが2010年。 そして2013年、エーザイがラ…

エクセグランとトレリーフ

メネシットを服用している患者さんにビ・シフロール(成分名:プラミペキソール)が追加になりましたが、ジスキネジア(不随意運動)の出現により中止となりました。 すると今回、その患者さんにエクセグラン(成分名:ゾニサミド)が追加になりました。 エ…

アコファイド錠と機能性ディスペプシア

ついに世界初の機能性ディスペプシア(機能性胃腸症、FD)治療薬であるアコファイド(一般名:アコチアミド)が発売されました。 作用機序はコリンエステラーゼの阻害なので特に新しいものではありませんが、最大の特徴は適応疾患。効能又は効果「機能性ディ…

イルトラ配合錠

⭐イルトラ配合錠LD、イルトラ配合錠HD(一般名:イルベサルタン/トリクロルメチアジド、塩野義製薬)本剤で5剤目となるARBとサイアザイド(チアジド)系利尿薬の配合剤。 イルベサルタン(商品名:アバプロ/イルベタン)とトリクロルメチアジド(フルイトラ…

リクスミア皮下注

⭐リクスミア皮下注300μg(一般名:リキシセナチド、サノフィ)GLP-1受容体作動薬です。 すでに日本では、リラグルチド(商品名:ビクトーザ)、エキセナチド(商品名:バイエッタ/ビデュリオン)が発売されているので3成分目(4薬剤目)になります。

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