薬剤師の脳みそ〜くすりと医療制度

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

ボノプラザン・クエチアピンによる重篤な皮膚障害などが追記〜平成31年3月19日 添付文書改訂指示

平成31年3月19日、添付文書の改訂指示が出されています。 クエチアピン・ボノプラザンの重大な副作用にTEN、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑が追記。 クロザピンの重大な副作用に腸潰瘍、腸管穿孔が追記。 デスノマブ120mg製剤の重大な副作用に治療中止後の…

リウマトレックスとフォリアミン〜特殊な投与方法の理由は?(H31.3.19修正)

メトトレキサート(リウマトレックス®︎)と葉酸(フォリアミン®︎)の併用についてまとめた記事です。リウマトレックスの作用機序から葉酸を併用する理由、葉酸を服用するタイミングについてもまとめています。

ビラノア錠〜眠気は少なく効果はしっかり!の第二世代抗ヒスタミン薬(H31.3.15更新)

平成28年9月28日に承認された抗アレルギー薬(第二世代抗ヒスタミン薬)ビラノアについてまとめます。 全体的な印象としては効果がある程度強いのに眠気が少ない薬剤です。空腹時に飲まないといけないという欠点がありますが、生活リズムさえ合えば使いやす…

スローケーの販売中止〜カリウム製剤の切り替えについてまとめ(2019年3月12日更新)

徐放性カリウム製剤であるスローケー錠が販売中止になるという案内が出されています。 販売中止のご案内(ノバルティスファーマ) 販売中止の時期は2019年1月以降で在庫がなくなり次第ってことでしたが、2019年3月の時点でまだギリギリ入ってきますね。(も…

日本初の飲酒量低減薬 セリンクロ錠

平成31年1月8日に承認された薬剤のうち、今回の記事では新規アルコール依存症治療薬セリンクロ(ナメルフェン)についてまとめようと思います。 セリンクロの最大の特徴は断酒を補助するのではなく、飲酒量の低減を目的とする薬剤ということです。 日本で初…

タウリン散 98%「大正」に「ミトコンドリア病(MELAS)の発作抑制」の適応追加

平成31年2月21日、タウリン散98%「大正」が「ミトコンドリア脳筋症・乳酸アシドーシス・脳卒中様発作(MELAS)症候群における脳卒中様発作の抑制」に対する適応を取得しました。 指定難病でもあるミトコンドリア病MELASに対する適応を有する初めての薬剤にな…

タミフル・ゾフルーザに出血関連の追記〜平成31年3月1日 添付文書改訂指示

平成31年3月1日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された内服 抗インフルエンザ薬 2成分にについて、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回の改訂の対象になるのは、 タミフルカプセル75/ドライシ…

新医薬品の投与日数(処方日数)制限一覧(2019年3月1日更新)

新薬の投与日数(処方日数)制限一覧についてまとめます。 2018年12月1日からイブランスカプセル、マヴィレット配合錠、ルパフィン錠10mg、レクタブル2mg注腸フォーム14回は投与制限が解除され、長期投与が可能となりました。

平成31年2月26日に薬価収載された医薬品一覧

平成31年2月20日、厚労省の中医協・総会で新規医薬品の薬価が決定しました。 同年2月25日に告示され、2月26日に薬価収載されました。 今回に薬価収載されたのは13製品です。今回は注目したい薬剤が多く、セリンクロ、タリージェ、ミネブロ、エプクルーサ、デ…

最後のC型肝炎治療薬?エプクルーサ配合錠

エプクルーサ配合錠はNS5Bポリメラーゼ阻害剤ソホスブビルとNS5A阻害剤ベルパタスビルを組み合わせた薬剤です。 これまで治療を行うことができなかったC型非代償性肝硬変に対して使用することができる唯一の薬剤になります。 また、他のDAAs治療に失敗した場…

フェブキソスタット(フェブリク®︎)に対するFDAの警告について

平成31年2月21日、米国FDAはフェブキソスタット(米国名:Uloric、日本国内:フェブリク®︎)に対し、「心血管関連死亡リスクと全死亡リスクの増加について、Boxed Warning(枠組み警告)への記載を行うことを発表しました。 これだけ聞くとかなりショッキン…

平成31年2月15日付で承認された後発医薬品などのまとめ【シムビコート・ロナセンなど】

平成31年2月15日に承認されたジェネリック医薬品についてまとめる記事です。 今回承認された品目で一番気になるのはシムビコートのジェネリックであるブデホル吸入粉末剤ですね。 そのほか、AGも多く承認されています。

今さらながらニフェジピンの舌下投与がなくなった経緯についてまとめてみます

元々は2017年4月12日に作成された記事です。 アダラートカプセル5mg 1カプセル 高血圧時に舌下投与 5回分 昔はたまに見かけたこの処方ですが、最近は全く見ることがありません。 そもそもアダラートカプセル自体がほとんど使われなくなっていますよね。 急…

ミネブロ錠〜選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬 セララとの違いは?

平成31年1月8日付で承認された新規高血圧治療薬ミネブロ錠についてまとめます。 ミネブロ錠(エサキセレノン)はセララ(エプレレノン)と同じアルドステロン受容体拮抗薬です。 ただし、より選択性が高い性質を持っているため、選択的ミネラルコルチコイド…

タリージェ錠〜リリカと同じ作用機序を持つ末梢性神経障害性疼痛治療薬

平成31年1月8日付で承認された新規神経障害性疼痛治療薬タリージェ錠についてまとめます。 タリージェ錠(ミロガバリン)はリリカ(プレガバリン)と同じ電位依存性カルシウムチャネルα2δサブユニットに対するリガンドです。 リリカと比較した場合の違いを中…

5種類の副作用追記 フルオロキノロン系抗菌薬による大動脈瘤・解離など〜平成31年1月10日 添付文書改訂指示

平成31年1月10日の添付文書改訂指示の内容についてまとめる記事です。 今回、改訂されたものの中でも特に注目したいのがフルオロキノロン系抗菌薬による大動脈瘤・大動脈解離です。 その他、スンベプラカプセル/ダクルインザ錠/ジメンシー配合錠による腎機能…

2018年12月14日薬価収載のジェネリック医薬品【トラムセット・ストラテラ・ユリーフ・リフレックス/レメロン・ルミガン・ゼローダ・イレッサ】

平成30年12月14日に薬価収載される後発医薬品についてまとめます。 目玉はトラムセット配合錠(統一名称:トアラセット)とリフレックス錠/レメロン錠(一般名:ミルタザピン)です。 そのほか、新規に参入するものに、イレッサ、レルパックス、ストラテラ、…

平成30年11月28日の薬価収載一覧〜新剤形・新規格・バイオシミラー

平成30年11月27日付の官報に新剤形の医薬品の薬価が掲載されています。 これらの薬剤は平成30年11月28日付で薬価基準収載されました。 今回薬価収載される医薬品には、ラグノスNF経口ゼリー分包12g、アミティーザカプセル12μg、エフィエントOD錠20mg、バリキ…

ルパフィン錠〜DUAL作用(ヒスタミンH1受容体拮抗作用と抗PAF作用)の第二世代抗ヒスタミン薬(更新)

またまた、新たな第二世代抗ヒスタミン薬が発売になります。 ルパフィン錠は抗PAF作用と抗ヒスタミン作用を併せ持つ新規第二世代抗ヒスタミン薬です。 このタイミングで新たに追加される第二世代抗ヒスタミン薬、どのような特徴を持つかまとめて見ます。 平…

平成30年11月20日に薬価収載された医薬品の一覧とマヴィレットの市場拡大再算定

平成30年11月14日、厚労省の中医協・総会で新規医薬品の薬価が決定しました。 11月19日に告示され、11月20日に薬価収載されました。 また、マヴィレット配合錠の市場拡大再算定についても決定しています。 今年度から新しく導入された「薬価収載時の薬価再算…

国内初の飲酒量低減薬 セリンクロ錠の承認了承〜平成30年11月9日 薬食審医薬品第一部会

平成30年11月9日、厚生労働省の薬食審医薬品第一部会で審議された薬剤についてのまとめです。 審議されたのは2品目のみで、国内初の飲酒量低減薬セリンクロについてと、プレセデックスの小児適応についてです。 そのほか、報告品目や公知申請についても了承…

ジャルカ配合錠の承認了承、リウマトレックスの公知申請など〜平成30年11月8日 薬食審医薬品第二部会

平成30年11月8日、厚生労働省の薬食審医薬品第二部会で審議された薬剤についてのまとめです。 審議されたのは1品目のみで、初めて2成分での抗HIV療法を可能とする新規配合剤 ジャルカ配合錠の承認が了承されています。 そのほか、報告品目や公知申請について…

べオーバ錠:2剤目の過活動膀胱に対する選択的β3アドレナリン受容体作動薬

べオーバ錠の特徴についてベタニス錠と比較してまとめた記事です。 べオーバ錠は平成30年9月21日に製造承認された国内2剤目の過活動膀胱に対する適応を持つ選択的β3アドレナリン受容体作動薬です。 すでに発売され、使用されているベタニス錠には複数の注意…

ラモトリギンによる血球貪食症候群などが追記〜平成30年10月23日 添付文書改訂指示

平成30年10月23日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回は3つの成分に対して改訂指示が出されています。

レセプト摘要欄への記載が必要な事例(平成30年10月20日修正)

平成30年3月26日に保医発0326第5号『「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について』が公開されました。 その中から、「レセプト摘要欄への記載項目」に関する部分ついてまとめました。 レセプト請求はほぼ完全に電子化しており、メーカー…

フィブラートとスタチンの原則併用禁忌解除〜平成30年10月16日付 添付文書改訂指示

平成30年8月21日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、国内で承認されている全てのフィブラート系薬剤とスタチン系薬剤(HMG-CoA還元酵素阻害剤)について添付文書の改訂指示を出しました。 これまで、原則禁忌とされていた「フィブラート系薬剤とスタチン系薬剤…

【オグサワ】オーグメンチンとサワシリン(アモキシシリン)の併用療法(修正)

オグサワ処方って聞いたことありますか? オーグメンチン®︎&サワシリン®︎を併用する処方を略して「オグサワ」処方と呼ぶことがあります。 処方としては、以下の通りです。 オーグメンチン配合錠250RS 3T 3×N サワシリンカプセル250 3C 3×N ちなみに、自分の…

平成30年9月21日付承認品目一覧(一部10月10日付)〜新医薬品と一変承認の内容について

平成30年9月21日付で同年7〜8月の薬食審 部会で審議されていた品目が承認されています。 (平成30年10月10日追記)一品目のみ遅れて10月10日付で承認され、これで予定されていたものは全て承認されたことになります。 今回製造承認を受けたものについては11…

生活保護受給者に対する後発医薬品の変更調剤が原則化

平成30年10月1日から生活保護受給者に対しては後発医薬品による調剤を行うことが原則化されます。 これは平成30年6月1日に可決され、6月8日に公布された生活保護法の一部改正が施行されるためです。 これまでも、生活保護受給者については後発医薬品を使うよ…

【立てよ薬剤師プロジェクト】「薬剤師の脳みそ」を続けている理由

今回はこのブログ「薬剤師の脳みそ」の目的について書いてみようと思います。 薬剤師の脳みそが2012年6月9日から開始しているので、2018年現在、6年間続けたことになりますが、 何故このブログを始めたのか? どうして続けているのか? ということについて書…

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