薬剤師の脳みそ~薬局薬剤師の勉強ブログ~

調剤(保険)薬局の薬剤師が脳内で考えていることや仕事の中で得た知識をまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

大原薬品工業が原薬製造元(製造国)一覧を公開

医薬品の原薬と聞いて思い出すのが、今年の6月に起きた山本化学工業によるアセトアミノフェン原薬製造における不正の問題ではないでしょうか? この冬はアセトアミノフェンを用いた製剤が使えなくなるんじゃないかと心配させられましたね。 ジェネリック医薬…

【TJ-029】ツムラ麦門冬湯エキス顆粒(医療用)の自主回収【平成29年12月8日】

え?ツムラ麦門冬湯が自主回収なんですね。 うちの薬局はツムラ、クラシエ、オースギと漢方薬はめっちゃ使っているんですけど、ツムラのMRさんも卸のMSさんもそんなこと教えてくれなかった・・・。 しかも、麦門冬湯はあんまり出ないのでLOT該当しそうだな・…

【アバプロ・イルベタン】平成29年12月に登場するジェネリック医薬品についてまとめました【リピディル・トライコア】

平成29年12月8日、後発医薬品などの薬価収載が行われました。 (薬価基準収載:医療用の医薬品の値段は国によって薬価として決められています。簡単にいうとそれが決まることを薬価基準収載と言います。) 薬価収載された後発医薬品のうち、初めてジェネリッ…

セララ・ジスロマックSR・ザイボックスが出荷調整に〜プエルトリコを襲ったハリケーン マリアによる影響 H29.11.30更新

平成29年11月30日、セララ錠50mg以外の出荷調整は解除されました。 ハリケーン「マリア」被害に伴う ファイザー製品供給体制への影響及び一部対象製品の出荷調整解除について 平成29年11月2日、ファイザーはセララ、ジスロマックSR成人用ドライシロップ、ザ…

抗PAF作用を持つ第二世代抗ヒスタミン薬 ルパフィン錠発売

またまた、新たな第二世代抗ヒスタミン薬が発売になります。 ルパフィン錠は抗PAF作用と抗ヒスタミン作用を併せ持つ新規第二世代抗ヒスタミン薬です。 このタイミングで新たに追加される第二世代抗ヒスタミン薬、どのような特徴を持つかまとめて見ます。

カロナール細粒の出荷調整が緩和に〜山本化学工業のアセトアミノフェン原薬に出荷許可

平成29年10月18日、かねてより出荷停止の処分を受けていた山本化学工業にアセトアミノフェン原薬の出荷許可が下りたようです。 この連絡を受け、あゆみ製薬はカロナール細粒の生産再開準備に入っているようです。 流通再開までには1ヶ月くらいの期間を要する…

カロナール細粒が出荷停止の可能性〜アセトアミノフェン製剤の出荷状況まとめ(追記あり)

先日、コカールドライシロップ、アルピニー坐剤の新規採用停止についてまとめましたが、今度はカロナール細粒が出荷停止となってしまう可能性があるとの情報が入ってきました。 すでに出荷調整が始まっていますが、このまま原薬が供給されない場合、各規格・…

コカールドライシロップ40%・コカール小児用ドライシロップ20%・アルピニー坐剤100の出荷調整(追記あり)

三和化学研究所のアセトアミノフェン製剤である コカールドライシロップ40% コカール小児用ドライシロップ20% アルピニー坐剤100 の3製品の新規採用が自粛されるという案内が配布されています。 (H29.2.22追記) コカールDSに続いて、カロナール細粒も出荷…

アセトアミノフェン(AA)原薬に関する報道について(追記あり)

平成29年6月22日、国内の医薬品原薬メーカーである山本化学工業が承認内容と異なる方法で製造したアセトアミノフェンを流通させていたことが報道されました。 山本化学工業は国内のアセトアミノフェンのシェアの80%を占めており、またアセトアミノフェン自…

プラザキサによる急性肝不全など〜平成29年9月12日 添付文書改訂指示

平成29年9月12日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回は3つの成分に対して以下のような改訂指示が出されています。 ダビガトランエテキ…

パルモディア〜SPPARMαって従来のフィブラートとどう違うの?

平成29年7月3日、興和株式会社が申請を行っていた高脂血症治療剤「パルモディア®錠 0.1mg(成分名:ペマフィブラート)」が承認されました。 このタイミングで何でフィブラート系薬剤!?と思うかもしれませんが、ペマフィブラートは従来のフィブラート系薬…

イナビルによる気管支攣縮、ワーファリンによるカルシフィラキシスなど〜平成29年8月3日添付文書改訂指示

平成29年8月3日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回指示が出されたのは以下の4成分です。 リオシグアト(アデムパス)による重篤な有…

医療用医薬品初の剤型コムクロシャンプー登場

平成29年3月30日、外用頭部乾癬治療薬コムクロシャンプー0.05%(成分名:クロベタゾールプロピオン酸エステル)の製造が承認されました。 有効成分のクロベタゾールプロピオン酸エステルといえばデルモベート®︎の成分です。 でも、コムクロで注目すべきなの…

コデイン・ジヒドロコデイン・トラマドールの小児使用制限〜平成29年7月4日添付文書改訂指示②

平成29年7月4日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回は特に注目されたコデインリン酸塩含有製剤並びにジヒドロコデインリン酸塩含有製剤…

ロキソニン外用剤によるショック・アナフィラキシー、オプジーボによる硬化性胆管炎など〜平成29年7月4日添付文書改訂指示①

平成29年7月4日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回注目されたのはコデインリン酸塩含有製剤並びにジヒドロコデインリン酸塩含有製剤及…

アリピプラゾール・オルメサルタン・テルミサルタン・テラムロ・テルチア・ロスバスタチンなど〜H29年6月16日薬価追補収載品目

平成29年6月16日、厚生労働省は83成分438品目の薬価追補収載を告示しました。 今回、最も販売会社が多いのはエビリファイのジェネリック、アリピプラゾールです。 その他、目玉として、オルメテック・ミカルディス・ミカムロ・ミコンビ・クレストールのAGが…

カナリア配合錠の承認了承〜国内初のDPP-4阻害薬/SGLT2阻害薬配合剤

平成29年6月9日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会が開催され、新薬6製品の承認が了承されました。 今回は、その中からカナリア配合錠についてまとめます。 カナリア配合錠は国内では初となるDPP-4阻害剤とSGLT2阻害剤の配合剤です。 さあ、何と何の合剤…

添付文書が変わる〜新しい添付文書の記載要領(2019年4月適用)

平成29年6月8日、厚生労働省はかねてより話題になっていた医療用医薬品の添付文書の記載要領についての通知を発出しました。 適用開始は平成31年4月1日からで、経過措置期間は5年間(平成36年3月31日まで)です。 なので、すでに販売されているものも平成36…

ハーボニー配合錠の自主回収〜平成29年6月8日

平成29年6月8日、C型肝炎治療薬ハーボニー配合錠(成分名:レジパスビル/ソホスブビル配合錠)の自主回収が発表されました。 レジパスビルの含量が承認の範囲をわずかに上回っていることによる回収のようです。 服用による健康被害の可能性は極めて低いので…

アニュイティエリプタ発売〜1日1回吸入のICSは4番目のエリプタ製剤

今回は発売直前のアニュイティ®エリプタ®についてまとめてみようと思います。 タイトルにも書いてある通り、吸入デバイスにエリプタを用いる4番目の薬剤で、アニュイティは1日1回吸入のICS(吸入ステロイド薬:Inhaled CorticoSteroid)になります。 平成29…

認知症治療の少量投与と一般名処方の銘柄名併記について(疑義解釈その11)~H28年(2016)調剤報酬改定⑯

平成29年5月26日に疑義解釈その11が公開されています。 疑義解釈その10は薬局に関連する内容がなかったので取り上げませんでした。 今回も調剤報酬についての内容はありませんでした。 ですが、認知症治療薬の少量投与や一般名処方への銘柄併記についてなど…

ラニラピッド®︎錠0.1mgが出荷停止に

平成29年5月16日、中外製薬は強心配糖体製剤であるラニラピッド®︎錠0.1mg(成分名:メチルジゴキシン)が出荷停止となることを発表しました。 代替薬には、別規格のラニラピッド®︎錠0.05mgが案内されています。

プラリア中止後の多発性椎体骨折、キイトルーダの心筋炎など〜平成29年4月20日添付文書改訂指示

平成29年4月20日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 アタラックス・アタラックスPによる急性汎発性発疹性膿疱症、ゼルボラフによる急性腎障…

今さらながらニフェジピンの舌下投与がなくなった経緯についてまとめてみます

アダラートカプセル5mg 1カプセル 高血圧時に舌下投与 5回分 昔はたまに見かけたこの処方ですが、最近は全く見ることがありません。 そもそもアダラートカプセル自体がほとんど使われなくなっていますよね。 急激な降圧は返ってリスクとなることがわかり、…

ニポラジンシロップとゼスランシロップの自主回収〜平成29年4月14日

平成29年4月14日、ニポラジン小児用シロップとゼスラン小児用シロップ(成分名:メキタジン)の自主回収が発表されました。 ゼスラン小児用シロップの安定性モニタリングの純度試験で類縁物質(メキタジンの主代謝物)が規格上限に近いものが発見されたこと…

リンデロンVクリームの自主回収〜平成29年4月13日

平成29年4月13日、リンデロンVクリーム(成分名:ベタメタゾン吉草酸エステル)の自主回収が発表されました。 長期安定性試験においてpHが承認範囲外となってしまったためですが、該当するロットの出荷時期が2014年だったので多くの薬局(ある程度使用してい…

エピペン®注射液0.3mgの自主回収〜平成29年3月13日

平成29年3月13日、ファイザーはエピペン注射液0.3mgについて、正常に接種できない恐れがあるため自主回収を行うと発表しました。 自主回収の対象となるのはエピペン注射液0.3mgのうち1ロットのみでエピペン注射液0.15mgは対象ではありません。

かかりつけ薬剤師に関する研修認定の届出や調剤ポイントの広告について(疑義解釈その9)~H28年(2016)調剤報酬改定⑯

まだまだ更新できない日が続いていて申し訳有りません。 そろそろ少しずつ更新が再開できると思います。 平成29年2月23日に疑義解釈その9が公開されています。 疑義解釈その8は薬局には基本的に関係なかったので、特に取り上げませんでした。 今回はかかりつ…

タケプロンOD錠15mgの自主回収〜平成29年3月8日

平成29年3月8日、タケプロンOD錠15(成分名:ランソプラゾール)の自主回収が発表されました。 バラ包装の中の1錠に髪の毛が混入しているのが発見されたため、該当ロットの回収となっています。

アタラックスによる急性汎発性発疹性膿疱症など〜平成29年2月14日添付文書改訂指示

平成29年2月14日、厚生労働省医薬・生活衛生局は、新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 アタラックス・アタラックスPによる急性汎発性発疹性膿疱症、ゼルボラフによる急性腎障…