薬剤師の脳みそ~薬局薬剤師の勉強ブログ~

調剤(保険)薬局の薬剤師が脳内で考えていることや仕事の中で得た知識をまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

パルモディア・ネイリン・アジレクト・スージャヌ・シベクトロなど〜平成30年5月22日付薬価基準収載品目

平成30年5月16日、厚労省の中医協・総会で新規医薬品の薬価が決定しました。
5月22日に薬価収載される予定です。
中医協 総-1-1 30.5.16新医薬品一覧表(平成30年5月22日収載予定)
今回の収載品目で気になるのは、

  • 覚せい剤原料ではないMAO-B阻害薬アジレクト錠
  • やっと薬価収載されるSPPARMα パルモディア錠
  • オキサゾリジノン系合成抗菌剤 シベクトロ錠
  • 肝機能障害・相互作用の少ない爪白癬治療薬ネイリンカプセル
  • スーグラ・ジャヌビアの合剤スージャヌ配合錠

といったところでしょうか?
薬価収載される医薬品についてできるだけ詳しくまとめてみました。

続きを読む

新規高脂血症治療薬パルモディアの承認〜従来型フィブラートと比較しながらSPPARMαの特性についてまとめます(修正)

平成29年7月3日、興和株式会社が申請を行っていた高脂血症治療剤「パルモディア®錠 0.1mg(成分名:ペマフィブラート)」が承認されました。
なかなか薬価収載されませんでしたが、平成30年5月22日に収載されることが決定しました。
(平成30年4月現在、パルモディアは薬価収載されていません。3回連続薬価収載見送り、承認から半年経っても発売されないのは極めて異例です。)
  
このタイミングで何でフィブラート系薬剤!?と思うかもしれませんが、ペマフィブラートは従来のフィブラート系薬剤とは異なるSPPARMα(スパームアルファ)と呼ばれる薬剤です。
(SPPARMα=Selective Peroxisome Proliferator-Activated Receptor Modulator α:高活性かつ高選択なPPARαモジュレーター)
今回はパルモディアが従来のフィブラート系薬剤とどう異なるかを中心にまとめてみようと思います。

続きを読む

【薬食審・医薬品第二部会】ボトックス注とゼルヤンツ錠の適応追加について【承認了承】

平成30年4月27日、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会 医薬品第二部会が開催されました。
今回は2つの医薬品についての適応追加が審議され、承認が了承されています。

  • ボトックス注:痙攣性発声障害
  • ゼルヤンツ錠:中等症から重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)

簡単にまとめます。

続きを読む

【後期高齢者】高齢者の医療保険について整理してみる【高齢受給者証】(修正)

(元々は平成27年1月17日に公開した記事でしたが、加筆修正を行いました)
高齢者の保険に関して後輩から質問を受けることが多いです。
たしかに慣れないうちはわかりにくいかもしれません。
特定医療費の詳しい話をまとめる前に高齢者の医療保険を中心に医療保険全般についてまとめてみようと思います。

続きを読む

高額療養費と現物給付〜平成30年の変更と薬局での対応について

(平成27年1月21日付の記事でしたが最新の情報に合わせて修正しました)
平成30年8月より70歳以上の高額療養費の区分が変更になります。
現物給付についても少々ややこしいことになりそうです。
この記事では高額療養費に関して、過去の変更部分と現物給費について、復習を兼ねてまとめいます。

続きを読む

リウマトレックスとフォリアミン〜特殊な投与方法の理由は?(修正)

(2014年1月11日の記事でしたが、加筆修正を行いました)
リウマトレックス®︎(一般名:メトトレキサート)を服用している患者さんには、必ずではないですが、かなりの確率でフォリアミン®︎(一般名:葉酸)が一緒に処方されています。
なぜ、葉酸を併用する必要があるか?
と言われれば、それは副作用を抑制するためです。
じゃあ、なぜ一日だけ?
当たり前のように併用されている組み合わせですが、考えてみると不思議なことがいっぱいです。
可能な範囲で調べてみました。

続きを読む

レセプト摘要欄への記載が必要な事例(平成30年3月26日版)

平成30年3月26日、保医発0326第5号『「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について』が公開されています。
その中からレセプト摘要欄への記載項目についてまとめました。
レセコンの指示に従えば自動的に完了するものも多いですが、何が必要なのか知っておくのが大切かと思います。
この機会に、レセプト摘要欄の記載項目について復習しておきましょう。

続きを読む