薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

薬剤師の転職〜どうしてもこの薬局を辞めたい!と思ったときに読んでほしい記事

勉強法で悩んでいる薬剤師の方へ

知識の身に付け方は2種類あります。

1つはすぐに活用できる知識。現在の業務の中で必要とされる知識です。身に付けたらすぐに活用することができるので仕事に活かすことができますし、忘れることもありません。

もう1つはすぐには活用できない知識です。身に付けてもすぐに使う知識ではないのないので、だんだんと記憶から薄れてしまいます。ただし、この知識こそが薬剤師としての基礎的な力になります。

普段の業務で使用しない知識を身に付けるのは記憶力を必要としますし、モチベーションを維持するのも大変です。そのため、習慣的に新しい知識を取り入れることを生活の一部にすることが大切になります。薄い知識でも重ねていくことで自然と少しずつ、自分の力として身についていきます。
そこで当サイトではm3.com薬剤師会員登録をオススメしています。

内容をしっかり理解するだけの時間が取れない時でも、メルマガや記事を見て、単語や言葉を目にするだけでも知識の引き出しは少しずつでも確実に増えていきます。多くのサイトに登録したり、書籍を読もうとして続かなくなるより、まずは1つを継続することから初めてみることをおすすめします。登録となると不安に感じる方もいるかもしれませんが、医療関係者であれば誰しも耳にしたことがある!というくらいの有名なサイトで、薬剤師以外にも医師や看護師も多く登録しているサイトなので安心して利用できますね。

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(ここからが記事本文になります)

(この記事は2016.3.13に作成したものを元に現在の状況を踏まえて全面的に書き直したものです)
皆さん、調剤報酬改定の情報収集は進んでいますか?
今日はいつもと違うテーマの記事です。
この次期になると聞こえてくるのが転職の話。
後輩や友人から相談されることもありますが、このブログの読者から相談されることも多いです。
何で相談されるかというと、自分も転職を行ったことがあるからかもしれませんし、人事の仕事に関わったことがあるかもしれません。
ネット経由で来る相談は・・・何ででしょう?
  
どうしても今の薬局を辞めたい!転職したい!と思っている人に相談されるときによく話す内容をまとめてみます。
  
  

  
  
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何で転職することになったのか?

「何で転職したいの?」
と聞かれると、皆さんそれぞれいろんな答えを持っていると思います。
よくある理由として、

  • 休みが取れない
  • サービス残業が多い
  • 年収アップしたい

などがあります。
いわゆる雇用条件の改善を求めての転職です。
  

休みを増やしたい・残業を減らしたい

年収アップについては別ですが、休みの条件やサービス残業等の問題については、一店舗の問題ではなく、会社組織全体の問題だったりするので、その会社のままだとすぐに改善を期待するのは難しいですよね。
一時的な人材不足であれば、人が入ってくれば改善するかもしれませんが、「一時的」と言いながらもそれが何年も続いているような状態であれば、改善の可能性はほぼありません。
休みや残業についての労働環境を充実させている薬局は最近では珍しくありません。
ですので、こういった場合は、しっかり転職先を探すことで改善できる可能性が高いです。
  

人間関係を改善したい

また、人間関係の問題もよく聞きます。

  • 店舗の雰囲気になじめない
  • 管理職として部下との関係を作るのに疲れた
  • 近隣Drとうまく付き合えないが異動させてもらえない
  • 上司からのパワハラが辛い

などですね。
こういったものについては、環境を大きく変えることで・・・、つまり転職することが改善のチャンスになります。
もちろん、転職の際には、その会社自身がこういった問題について感心を持ち、何らかの対策・取り組みを行っているかどうかを見極める必要があります。
加えて、自分がこういった内容を相談された時には、「何でそうなったか」を聞くようにしています。
  
  

転職の原因は自分にある?

上に挙げたように、転職を決意するに至るには様々な理由があると思います。
それぞれの思いはあると思いますが、どんな理由であるにせよ、
「そういう状況になってしまったのには自分のどんなところが影響しているのか?」
を考えてみるように提案しています。
  

直すことができるのは自分だけ

自分がどうしても転職したい会社でも、そこで楽しく働いている人もいるはずです。
じゃあ、それは自分と何が違うのか?

  • 仕事に対する姿勢
  • 他のスタッフとのコミュニケーションのとり方
  • 仕事を安請け合いしすぎ
  • 自分の意見がはっきり言えない

様々な問題があります。
転職、つまり退職しようと言う思いに至ったのにはその会社に何か問題がある場合がほとんどだと思います。
ですが、そこに至るまでの過程を振り返り、突き詰めていくと、自分で何とかできた可能性が少しは見えてくるはずです。
転職することで会社は変えることができますが、それだけでは自分は変わりません。
わずかながらでも自分に問題点があるのなら、それを突き詰めておかないと、転職後にも同じ失敗を繰り返してしまう可能性が高いです。
  
転職なんて人生で何回もある話ではありません。
もちろん、何回してもいいのですが、できれば少ないほうがいい。
転職ってそれだけ疲れるものです。
そう考えれば、今の経験を次に活かせるように、自分の成長につながるようにしたほうがいいんです。
転職したいくらい悩んでいる人に、もっと悩め!って言っているようなもんですが、同じことを繰り返さないためにも大切なことです。
  
こんな話をすると、転職を考え直す人も多いですね。
ひょっとしたら、相談する段階では、ただの愚痴だったのかもしれません。
どうせ転職(退職)するのであれば、もう一度、考え方を変えてやってみようと思う場合も多いみたいです。
  
  

転職すれば素敵な職場に出会える?

転職したからと言って、それが正解かどうかはわかりません。
上に書いたように、自身の問題を突き詰めていなければまた同じことを繰り返してしまうかもしれません。
そうなってしまえば、慣れていた職場でなくなってしまった分、逆に辛いことばかりかもしれません。
また、元の職場では当たり前だったものがそうでなくなる可能性もあります。
  
転職原因に挙げた内容とも重なりますが、

  • 給与・賞与
  • 昇給の仕組み
  • 残業の考え方
  • 休日数
  • 有給取得の考え方
  • 研修体制

なんてものは、転職する前に確認できるのでいいとは思うのですが、それ以外の具体的な業務内容等でギャップを感じることがあるかもしれません。
  
当たり前のことが当たり前でなくなると、元の職場のほうが良かった!なんてことになってしまう可能性もあります。
何を大事にするかは人それぞれだと思うのですが、

  • レセプトコンピュータの違い
  • 調剤機器の導入具合やメーカーの違い
  • 安全管理に対する取り組み方の違い
  • 患者サービスへの考え方
  • スタッフに対する教育方針の違い

なんてものが影響してくる可能性はあります。
機械が苦手な人は、レセコンや調剤機器の違いに苦しむかもしれませんし、もともとのメーカーで当たり前にできたことがまったくできないなんてこと珍しくないんですよ。
え!?このメーカーはそんなことできないの!?危ないじゃん!なんてのもあります。
あえてメーカー名は挙げませんが・・・。
安全管理やスタッフ教育についても、元の会社が厳しすぎて止めた場合は、今度はゆるすぎてなじめないなんてこともあるかもしれませんね。
あと、元の会社では考えられなかったスタッフ間でのいじめなんてものがあるかもしれません。
そういった問題を少なくするために、薬局の見学は行うべきです。
  

見学することで見えてくるもの

薬局の見学は、気を使うし、体力も使うので大変かもしれません。
でも、その職場の雰囲気や実際に働いた後をイメージするには一番大切です。
もし、働きながらの就職活動であれば難しいかもしれませんが、ここを省略すると絶対に後悔します。
そして、できれば、平日の忙しい時間帯を見学の中に入れてもらうようにしてください。
会社によっては、断られる可能性があるかもしれませんが、忙しい時間帯こそ、その職場の雰囲気が見えると思います。
あとは、できるだけ長めの時間もいいかもしれませんね。
短時間であれば、みんな、いつもと違う、見学用の雰囲気かもしれません。
長時間となると必ず素の部分が見えてくるはずですよ。
  
ゆっくりした時間でも、みんながいい意味でリラックスしているか、ただダラダラしているかを見るだけでもその職場の雰囲気が見えてくると思います。
人間関係を気にするのであれば、特に雰囲気については見ていたいですよね。
スタッフの中に暗い顔をしている人がいたりしませんか?
そういったところも大事な要因かと思います。
  
  

職場探しは自分で行うべき?

考えに考え抜いて、転職を決意したのであれば、いよいよ行動です。
他の職場の友人や、業界のうわさ等で、気になる職場があれば、そこに直接面接に行くのも手だとは思いますが・・・。
これは正直おすすめしません。
もし、どうしても働きたい職場があって、そのために転職を決意したのであれば別ですが。
  

転職先については悩むべき

当たり前の意見かもしれませんが、必ず複数の会社を見学してください。
1社目でどんなに素晴らしい会社に出会えたと思っても、その会社の素晴らしさを確認するくらいの気持ちでいいから、他の会社も3社くらいは考えてみてください。
会社の見学も複数行くことをお勧めします。
その際に、他の会社を考えていることを伝えても問題ないです。
向こうは決めてほしいので、今決めてもらえるならこの条件で・・・って言ってくるかもしれませんが、そこは自分が真剣に会社を選んでいることを伝えてください。
最後に決める前に確認しても同じ条件が出るかもしれませんよ(笑)
  
転職しているときは悩んでいる状態です。
今の自分の環境から開放されたい。
でも、その後も働いていける、生活していける職場はあるだろうか。
そんな状態なので、視野が狭くなっていることが多いのです。
一筋の光が見えたとしてもそこにすぐ飛びつくのは危険です。
しっかり確認をして、目の前の視野を広げて、やっぱり一番輝いていたと思えるところを選ばないといけません。
  

紹介会社の利用

そこで役立つのが紹介会社です。
え〜、紹介会社・・・。と思う人もいるかもしれません。
薬局によっては紹介会社に対して良いイメージを持っていないところもありますよね。
薬剤師を雇う側からすれば、お金を払っている以上、良い薬剤師が入ってくれば紹介会社の評価が上がり、そうでなければ紹介会社の価値が下がります。
就職した後のトラブルについては紹介会社側によほどの不手際でもない限り、会社と薬剤師の問題ですから、紹介会社のせいにするのはおかしな話なのですが、そう言う評価をする会社にいると、紹介会社に悪いイメージを持っている場合もあるかもしれません。
ですが、転職・就職する薬剤師側からすればどうでしょう?
紹介会社は転職・就職に当たって強力な武器になってくれます。
  

紹介会社のススメ

自分以外の客観的な意見を言ってくれる相手として、紹介会社を利用することは絶対お勧めです。
相手は転職のプロですし、転職する側からすれば無料なので(雇う側にお金は請求されます)、これを使わない手はありません。
また、客観的な評価をしてくれるので、こちらの要望に対して無理なことは無理とも言ってくれます。
  
ただ、紹介会社の担当が自分に合うか合わないかは運次第かもしれません。
なので、担当者と話してみて自分に合わないと感じれば、1社だけでなく、他の紹介会社を頼ることも考えてください。
紹介会社の担当者に気をつかって転職するなんて状況にはならないように!
  
あと、薬局業界は非常に狭いので非公開の求人も多いです。
そういったものは紹介会社に登録しないと情報を得ることができないので、そういった意味でもおすすめですね。
  

担当者の選び方

でも、その担当者が本当に自分に合っているかどうかなんてどうやって判断するの?
と思うかもしれません。
これが答えかどうかはわかりませんが、「わがままかなとか、低レベルかな、無理かなと思うことも恥ずかしがらずに相談してください」
その対応で自分に合う担当者かどうかがわかると思います。
無理なことは無理といいながらも、自分の要望に対して真摯に対応してくれる人が理想なんじゃないかなと思います。
あと、年収の交渉なんかも、自分の言いたいことを言える担当者じゃないと、結局意味がないですよね?
間に入ってもらうことで、交渉を行ってもらうのが本来の目的なのに、そこに気を使っていたら、自分が直接会社と話しているのとあまり変わりません。
  
紹介会社と付き合うために、こちらは希望することを何でも言うのが大事ですし、担当者はそんな自分と紹介できる会社のすりあわせを行うのが仕事です。
  

紹介会社にとってメリットのある会社ばかり紹介される?

紹介会社を利用すると、その会社と仲の良い会社ばかりが紹介されるんじゃないか?
という懸念があると思います。
たしかに、紹介会社からしても、自分たちが仲のよい会社を紹介しやすいのは確かです。
ですが、紹介会社は転職に成功したらすぐに転職先の会社から報酬をもらえるわけでなく、一定期間離職しないで初めて報酬がもらえるようになっているんです。
なので、自然と離職率の多い会社は紹介されにくくなりますし、転職希望者が長く働ける会社を紹介するように努力してくれるというわけです。
  
また、紹介会社から評価される会社というのは離職率が低いだけでなく、紹介会社と良い関係が築けている会社です。
社外に対して信頼関係を築ける会社というのは、転職者からしてもその会社を評価する材料につながるのではないでしょうか?
  

個人情報は守られる?

これについても安心してもらって大丈夫です。
現職に知られてしまうんじゃないかとか色々不安になることもあるかもしれませんが、個人情報については、当然のことながらしっかり守ってくれます。
気になるのであれば、どのようなタイミングで、どんな情報が相手に伝わるかを確認しておいてはどうでしょうか?
  

オススメの紹介会社は?

薬剤師の転職というのは、一般の転職と異なります。
薬剤師免許が必須となってくるので、基本、売り手市場であったり、職場に求める内容も特殊です。
なので、薬剤師の転職に特化し、薬剤師側の気持ちを理解してくれている紹介会社をお勧めします。
個人的にお勧めするのは日本調剤関連会社のファルマスタッフです。
日本調剤は皆さんご存知かと思いますが、業界トップクラスの調剤薬局チェーンです。
全国展開を行なっているだけでなく、自治体等を巻き込んだ独自の取り組みを行なっていたり、ジェネリック医薬品メーカーも持っていることでも知られています。
  

ファルマスタッフの特徴

チェーン薬局の人事として仕事を行なっていた際、ファルマスタッフさんと仕事をさせてもらう機会が多くあったのでその印象や特徴をまとめます。
ファルマスタッフは調剤薬局チェーンが運営する紹介会社というだけあって、転職する薬剤師の気持ちをしっかり理解することに重点を置いているイメージがあります。
  
登録後、電話や書面のやりとりのみで就職活動を進めていく紹介会社も少なくないのですが、ファルマスタッフはしっかりと面談を行なってくれます。
さらに担当者が薬剤師の仕事について理解してくれているので、聞き取り内容も具体的ですし、業界の流れなど先を見据えたアドバイスなども受けることができます。
  
また、担当者が転職希望の職場を事前に訪問し、実際にその目で見て情報収集を行なってくれます。
最終的には自分の目で判断するものではありますが、多くの薬局を見てきた転職のプロの視点による情報を得ることができるのは大きなメリットです。
  
さらに素晴らしいのは面接の際に担当者が同行してくれる点です。
複数の応募者がいる場合は面談のアドバイスを受けることができますし、契約に際して話が違うなんてことが内容にチェックも行なってくれます。
失敗は許されない・・・なんて覚悟で臨む方が多い(実際には失敗しても良いんですよ?)ので、面接に同行してくれるのはとても心強いと思います。
  

ファルマスタッフを上手に使うために

ただ、上にも書きましたが、自分の求める担当者に当たるかどうかが大事です。

なので、人見知りな方は辛いかもしれませんが、とにかく担当者と積極的に話して、できれば仲良くなって、より強力な仲間になってもらうことです。
自分には持っていない視点や情報、様々な薬局とのネットワークを持っている紹介会社の担当者を味方につけることが転職で失敗しないコツです!
  
  

最後に

とりあえず、今回はこれくらいで。
ただ、転職するかどうかは別として、悩んでいる人はその悩みを一人で抱えたまま、苦しまないでいて欲しいなと思います。
悩むことで将来につながることは多いと思いますが、だからといって苦しむ必要はありません。
友人でもいいし、紹介会社の人でもいいし、こちら(penguin.pharmacist@gmail.com)にメールしてもらってもいいので(笑)
とにかく1人で抱え込まず、何か動いてみてください!
今の悩みが将来振り返って、「あれがあったので今の自分がある」というものになればいいですね。
  
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