薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

レルベア200エリプタ14吸入用が出荷調整

勉強法で悩んでいる薬剤師の方へ

知識の身に付け方は2種類あります。

1つはすぐに活用できる知識。現在の業務の中で必要とされる知識です。身に付けたらすぐに活用することができるので仕事に活かすことができますし、忘れることもありません。

もう1つはすぐには活用できない知識です。身に付けてもすぐに使う知識ではないのないので、だんだんと記憶から薄れてしまいます。ただし、この知識こそが薬剤師としての基礎的な力になります。

普段の業務で使用しない知識を身に付けるのは記憶力を必要としますし、モチベーションを維持するのも大変です。そのため、習慣的に新しい知識を取り入れることを生活の一部にすることが大切になります。薄い知識でも重ねていくことで自然と少しずつ、自分の力として身についていきます。
そこで当サイトではm3.com薬剤師会員登録をオススメしています。

内容をしっかり理解するだけの時間が取れない時でも、メルマガや記事を見て、単語や言葉を目にするだけでも知識の引き出しは少しずつでも確実に増えていきます。多くのサイトに登録したり、書籍を読もうとして続かなくなるより、まずは1つを継続することから初めてみることをおすすめします。登録となると不安に感じる方もいるかもしれませんが、医療関係者であれば誰しも耳にしたことがある!というくらいの有名なサイトで、薬剤師以外にも医師や看護師も多く登録しているサイトなので安心して利用できますね。

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(ここからが記事本文になります)

12月1日から新薬投与日数制限が解除され、長期投与が可能となったレルベア(一般名:ビランテロール/フルチカゾン)。
解除と同時に30吸入用(30日分)も発売となっています。
その直後にレルベア200エリプタ14吸入用の生産が間に合わず出荷調整に入ったという連絡が来ました。
なお、ほかの規格(レルベア100エリプタ14吸入用、レルベア100エリプタ30吸入用、レルベア200エリプタ30吸入用)については問題なく流通しているようです。

発売したばかりの30吸入の方が出荷調整というのであれば、生産が間に合わなかったのかな、と思うのですが、もともと発売されていた14吸入の方が出荷調整です。
30吸入の生産に力を入れて14吸入の生産を落とした結果、需要に追いつかなくなった・・・といったところでしょうか?

アドエア250(アドエア100も含む)≒レルベア100
アドエア500≒レルベア200
と理解しているのでそのことを踏まえて妄想してみると・・・

  1. 投与制限解除に合わせて、採用をアドエアからレルベアに変更
  2. 高用量のレルベア200は短期間の使用が多く、14吸入>30吸入で需要が高い


といったところでしょうか?

すでに卸さんにも在庫がほとんどなく、メーカーから入荷の予定もない、2014年内の流通再開は厳しそうと聞きました。
もし、レルベア200エリプタ14吸入用の処方を受け付けた場合は、レルベア200エリプタ30吸入用への変更、もしくは、アドエア500ディスカス28吸入用、シムビコートなど他のICS/LABA配合吸入剤への変更を提案するしかないのかもしれません。
近隣から処方が出ている場合、処方もとへ早めの情報提供を行っておく必要がありますね。

メーカーから原因の発表がないので、新製品の30吸入に力を入れすぎた結果、従来の14吸入の生産がおろそかになっちゃった感は否めません。

1日2回吸入のアドエア(一般名:サルメテロール/フルチカゾン)に対してレルベアは1日1回吸入ですみ、ディスカスよりも簡単な操作で吸入準備が可能なエリプタ。
QOLの向上、コンプライアンスの改善が期待される薬剤だけに、早い段階での流通改善が望まれますね。

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