薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

このブログは薬局で働く薬剤師を中心とした医療従事者の方を対象に作成しています。
一般の方が閲覧した際に誤解を招くことのないように配慮しているつもりですが、医療従事者の方へ伝えることを最優先としています。
2020年11月からURLが変更となりました。(新URL https://yakuzaishi.love)
  

選択的PGI2受容体作動薬ウプトラビ錠の承認了承〜2016年9月7日医薬品第一部会審議品目⑨

平成28年9月7日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会で10製品の承認が審議され、すべて了承されました。
今回審議が行われた品目のうち、希少疾病用医薬品であるウプトラビ錠についてまとめます。
平成28年9月28日に承認済みです。

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カーバグル分散錠の承認了承〜2016年9月7日医薬品第一部会審議品目⑧

平成28年9月7日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会で10製品の承認が審議され、すべて了承されました。
今回は審議が行われた薬品のうち、希少疾病用医薬品であるカーバグル分散錠についてまとめます。
平成28年9月28日に承認済みです。

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疑義解釈資料の送付について(その7)で基礎的医薬品の変更調剤が明確に~H28年(2016)調剤報酬改定⑮

みなさん、4月から改定となった診療報酬・調剤報酬にもすっかり慣れて業務を行っていることと思います。
そんななか、平成28年9月15日に疑義解釈その7が公開となりました。
疑義解釈その5、その6は薬局には基本的に関係なかったので、特に取り上げませんでした。
ですが、今回のその7は個人的には早く知りたかった基礎的医薬品の代替調剤についてだったので、ようやくスッキリすることができました。

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エビリファイに小児自閉スペクトラム症に対する適応拡大の承認が了承〜2016年9月7日医薬品第一部会審議品目⑦

平成28年9月7日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会で10製品の承認が審議され、すべて了承されました。
今回は、審議が行われた品目の中から、エビリファイ(成分名:アリピプラゾール)の小児自閉スペクトラム症に対する適応拡大についてまとめます。
なお、エビリファイへの「小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性」の」適応は平成28年9月28日に承認されました。

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意外と知らない薬剤師の「派遣」という選択肢

今回は薬剤師の派遣についてまとめます。
転職を悩んでいる人の状況によっては派遣薬剤師って選択悪くないんです。
むしろ、働き方のスタイルが一致すれば、一番オススメというの場合が多いと思います。

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ザクラス配合錠HD/LDの自主回収〜平成28年9月16日

週末にザクラス配合錠の自主回収に関する情報が公開されていました。

武田薬品工業とPMDAが情報を公開しています。

ザクラス配合錠LDの中にザクラス配合錠HDが入っているものが見つかったためとのことです。

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ミケルナ配合点眼液〜ミケランLA点眼液とキサラタン点眼液を配合した緑内障点眼薬

平成28年9月7日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会で10製品の承認が審議され、すべて了承されました。
今回は、審議が行われた品目の中から、ミケルナ配合点眼液についてまとめます。
ミケルナはミケランLA点眼液2%とキサラタン点眼液0.005%の配合点眼薬です。
なお、ミケルナ配合点眼液は平成28年9月28日に製造販売が承認されました。

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プラザキサの中和薬プリズバインド静注液の承認了承〜2016年9月7日医薬品第一部会審議品目④

平成28年9月7日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会で10製品の承認が審議され、すべて了承されました。
今回は、審議が行われた品目の中から、プリズバインド静注液についてまとめます。
プリズバインドはプラザキサの特異的中和薬です。
なお、プリズバインド静注液は平成28年9月28日に製造販売が承認されました。

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デパス(エチゾラム)とアモバン(ゾピクロン)が第三種向精神薬に指定されました

(記事作成後に時間が経過したため修正を加えています)
2016年9月14日、麻薬及び向精神薬取締法施行規則の一部を改正する省令が公布、10月14日に施行されました。
この改正で、ついにエチゾラムとゾピクロンが向精神薬に指定されました。
今では向精神薬として扱うのは当たり前ですが、当時はまだ普通薬だったんですよね・・・。
今となっては当たり前のことですが当時に考えたことなど覚書として残しています。

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新規抗血小板薬ブリリンタ錠の承認了承〜2016年9月7日医薬品第一部会審議品目②

平成28年9月7日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会で10製品の承認が審議され、すべて了承されました。
今回は、審議が行われた品目の中から、前回の第一部会で見送りとなっていた新規抗血小板薬ブリリンタについてまとめます。
代謝を受けることなく活性を発揮し、可逆的であるため休薬後の回復が早いことが特徴の薬です。
なお、ブリリンタ錠は平成28年9月28日に製造販売が承認されました。

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オプジーボ・トレアキシンの適応拡大〜2016年8月5日医薬品第二部会審議品目③

平成28年8月5日、厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会が行われました。
今回は、審議が行われた品目の中から、オプジーボ点滴静注とトレアキシン点滴静注についてまとめます。
免疫チェックポイント阻害薬、ヒト型抗ヒト PD-1モノクローナル抗体であるオプジーボ(成分名:ニボルマブ)は腎細胞がんへの適応が追加。
トレアキシン(成分名:ベンダムスチン塩酸塩)には慢性リンパ性白血病の適応が追加されます。
どちらも平成28年8月26日に正式に承認されました。

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経腸栄養剤の味のまとめ〜エンシュア・Hにイチゴ味追加

2016年8月25日、エンシュアHに新フレーバーが追加となりました。
ついに・・・というかやっと?ストロベリー味が追加ですね。
エンシュアリキッドの方には昔からあったイチゴ味ですが、エンシュアHの方にも追加になります。

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第一世代抗ヒスタミン薬ベナ錠、ベネン錠の販売中止〜パッペンKパップ60mgも販売中止に

また販売中止の記事になります。
平成28年8月末、ベナ錠が年内をもって販売中止となることが佐藤製薬から発表されました。
ベネン錠、パッペンKパップ60mgも販売中止になると合わせて発表されています。

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ブロチンシロップ、濃厚ブロチンコデイン配合シロップ、サリパラ・コデイン液の販売中止

ご存知の方には今更だと思うのですが・・・。
ブロチン配合シロップの二つが販売中止になるんですね。
今年の1月には発表されていたのでよく使っている方はとっくに知っている話だとは思います。

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イナビル・スピリーバ・ゼローダ・アフィニトール・バリキサの適応拡大〜2016年8月5日医薬品第二部会報告品目①

平成28年8月5日、厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会が行われました。
報告品目として5品目の適応追加等が挙げられていたいましたが、平成28年8月26日に正式に承認されました。
今回はその内容についてまとめます。

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