薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

このブログは薬局で働く薬剤師を中心とした医療従事者の方を対象に作成しています。
一般の方が閲覧した際に誤解を招くことのないように配慮しているつもりですが、医療従事者の方へ伝えることを最優先としています。
2020年11月からURLが変更となりました。(新URL https://yakuzaishi.love)
  

2015-01-01から1年間の記事一覧

ドレニゾンテープの欠品

日薬ニュースで配信されていたのでご存知の方も多いと思いますが、ドレニゾンテープ4μg/㎠が欠品中になっています。

エックスフォージ、ジェイゾロフト、ユニシア、カデュエット、エビスタ等のジェネリックが承認

平成27年8月17日、新規後発医薬品の製造承認取得が発表されました。 今年はプラビックス(クロピドグレル)、メトグルコ(メトホルミンMT)、フリバス(ナフトピジル)などの後発品が発売されましたが、後半に登場予定の品目もなかなかのラインナップのよう…

【CF包装から】クレストールの包装変更【PTP包装】

(2015年8月ごろの記事です) アストラゼネカのMRさんから「もうご存知かもしれませんが・・・」と渡されたのはクレストールのPTP包装への変更案内でした。 この包装変更の情報、聞かれた方はみなさん喜んだんじゃないでしょうか?

新規LAMA/LABA配合吸入薬スピオルトレスピマットの承認了承と今後登場予定の薬剤

平成27年8月3日、厚生労働省薬食審第二部会が開催され、スピオルトレスピマット等の承認が了承されました。 スピオルトレスピマットは、新規有効成分であるオロダテロールとスピリーバの有効成分であるチオトロピウムの配合剤です。

メマリーで横紋筋融解症、イナビル•リレンザは牛乳アレルギーに注意

平成27年8月6日、厚生労働省医薬食品局は新たな副作用が確認された医薬品について、添付文書の改訂を指示しました。 平成27年度指示分 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 その中でメマリーに横紋筋融解症の副作用追加、イナビル•リレンザは慎重投与に牛…

イクセロンパッチ/リバスタッチパッチの増量を1段階とする新用量の追加承認が了承

平成27年7月31日に開催された薬食審第一部会では、主に新規適応や新規用法用量の追加についての審議が行われました。 その中で、報告品目として、イクセロンパッチ/リバスタッチパッチ(一般名:リバスチグミン)の漸増投与に関する新規用量の承認が了承され…

レベトールカプセルもソバルディとの併用が可能に

平成27年7月29日、MSDはレベトールカプセル200mg(一般名:リバビリン)とソホスブビル(商品名:ソバルディ)との併用療法の適応を取得したことを発表しました。 これまで、コペガス錠200mg(一般名:リバビリン)との併用しか適応がなかったソバルディです…

イーケプラドライシロップ50%とイーケプラ錠500mgの自主回収

平成27年7月27日付でイーケプラドライシロップ50%とイーケプラ錠500mgの自主回収が報告されています。

耳垢除去剤ジオクチルソジウムスルホサクシネート耳科用液5%「CEO」発売〜ワックスネート復活!

平成27年7月7日、セオリアファーマよりジオクチルソジウムスルホサクシネート耳科用液5%「CEO」の販売が開始されました。 ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)と聞くと湿潤界面活性剤としての作用を利用した下剤(ビーマス、ベンコール)のイメー…

サイレースとロヒプノールが青くなる!?

向精神薬第2類として、流通や管理が厳しく規制されているサイレース、ロヒプノール(一般名:フルニトラゼパム)。 今回、包装変更だけでなく、錠剤が変更されることになります。 錠剤が青くなります。

ハーボニーが承認〜平成27年7月3日付で承認された医薬品

平成27年7月3日付で色々な薬剤が承認されています。 目玉はやはり、セログループ1型C型慢性肝炎に対するソホスブビル配合剤ハーボニー配合錠ですね。

ユニフィルLA錠200mgの自主回収

平成27年6月26日付でユニフィルLA錠200mgの自主回収が発表されています。 http://www.otsuka-elibrary.jp/var/02/information/uni20150626.pdf

平成27年6月薬価収載のGE〜クロピドグレルGEの適応とメトホルミンMTが抱えるジレンマ

いよいよ、明日、平成27年6月19日、クロピドグレル(先発:プラビックス)、ナフトピジル(先発:フリバス)、メトホルミンMT(先発:メトグルコ)、レトロゾール(先発:フェマーラ)、ゾルミトリプタンOD(先発:ゾーミッグRM)、メサラジン腸溶錠(先発:…

参天製薬のリボスチン点眼液0.025%が出荷停止

参天製薬のリボスチン点眼液0.025%(一般名:レボカバスチン塩酸塩)が出荷停止となったという情報が入ってきました。 工場のラインの不具合ということで、製造困難のための出荷停止のようです。

配合剤のジェネリック統一名称〜ユニシア・ミカムロ・ミコンビ

現在は基本的に、『一般名+「メーカー名」』という形で命名されているジェネリック医薬品(後発医薬品)ですが、配合剤の場合は命名に困ってしまいます。 そのため、日本ジェネリック医薬品学会では統一ブランド名称の使用を提案しており、実際にプレミネン…

ランタスXR、トルリシティ~薬食審第一部会で効果持続型のインスリン注射の承認が了承

平成27年6月5日、厚生労働省の薬食審医薬品第一部会で複数の新薬の承認が了承されました。 その中で、ランタスXR、トルリシティという二つの糖尿病注射薬の名前があがっています。

プロパデルム軟膏とプロパデルムクリームが販売中止~長く使用されたステロイド製剤が製造終了に

自分の薬局には在庫していないんですが、聞いた瞬間、思わず、「え!?」と叫んでしまいました。 2015年8月をもって、プロパデルム軟膏0.025%とプロパデルムクリーム0.025%(一般名:ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)が販売中止となります。

ソホスブビルの大本命!ハーボニー配合錠の審議が間近~平成27年5月28日 薬食審第二部会

5月20日にソバルディ(一般名:ソホスブビル)の薬価収載が決まったところですが、そのすぐ後には、ギリアドの大本命、ハーボニー配合錠(一般名:ソホスブビル/レディパスビル)の審議が控えています。 ハーボニー配合錠は「セログループ1(ジェノタイプ1)…

ソバルディは28日まで投与可能?~新薬処方日数制限の例外

前回の記事にも書きましたが、平成27年5月20日に薬価収載される新医薬品のうち、3品目について新薬処方制限の例外が適用されています。

ソバルディ等の薬価が決定~平成27年5月20日薬価収載予定の医薬品について

平成27年5月13日、厚生労働省の中医協・総会で新薬16製品の薬価収載が決定されました。 今回決定した品目は平成27年5月20日に正式に薬価収載されます。 注目のソバルディ錠は1錠約6万2千円!

イリボーの女性適応拡大とサインバルタに線維筋痛症適応~薬食審第一部会で承認了承

平成27年4月28日、厚労省の薬食審医薬品第一部会が開催され、二つの医薬品の効能・効果追加の承認が了承されました。 これまで男性のみにしか適応がなかったイリボーは女性に対しても使用可能に。 サインバルタは線維筋痛症の適応を取得します。

効能追加がいろいろと~2015年4月24日 薬食審・第二部会

平成27年4月24日、厚労省の薬食審医薬品第二部会が開催されました。 今回は新薬ではなく、既存薬の効能追加の承認が了承されています。

怒ってばかりの先輩薬剤師

一生懸命教えているのに全然できるようにならない!毎日毎日、新人薬剤師を怒ってばっかりの先輩薬剤師。周りから見れば教える方も教わる方も辛そうという状態かもしれません。その状態、どういう心理か考えてみようかと思います。もし、当てはまるケースの…

アジルバ・プラビックス・サインバルタ・ダクルインザ・スンベプラに重大な副作用追加

平成27年4月23日、厚労省医薬食品局は、新たな「重大な副作用」が確認された医療用薬について、添付文書の改訂を指示しました。 今回、改訂が指示された医薬品のうち、薬局で使用されるものは、アジルバ、プラビックス、サインバルタ、ダクルインザ、スンベ…

最近の若い者は〜。なんて思ってませんか?

薬局薬剤師の皆さん、新人薬剤師、新人事務員さんの指導・教育で困ってませんか?「最近の若い者はなってない」「近頃の若い者はダメだね」誰もが一度は耳にしたことのある言葉ですし、言われたことがある人も少なくないのではないでしょうか?じゃあ、口に…

新カテゴリー:新人教育

春です。皆さんの薬局にも新卒薬剤師がやって来て、フレッシュな雰囲気に包まれているのではないでしょうか? でも、中には、後輩指導、新人教育が憂鬱だー…って方もいるかもしれません。新人さんの中にも、薬局に行くのが嫌だー…とか先輩薬剤師に怒られるの…

医薬分業推進の下での規制の見直し~規制改革会議 健康・医療WGの提示

平成27年4月16日、内閣府の規制改革会議 健康・医療ワーキング・グループでは、「医薬分業」の見直しについて検討が行われました。 昨日の記事では、新薬の投与日数制限についての内容をまとめましたが、今日はそれ以外の内容についてまとめておこうと思いま…

新薬の処方日数制限が見直しに?~規制改革会議 健康・医療WGの提示

平成27年4月16日、内閣府の規制改革会議 健康・医療ワーキング・グループは、「医薬分業」の見直しの中で、新医薬品の処方を14日間に制限する規制の見直しを進めることを提示しました。

指定難病の選定状況4~第2次指定難病196疾患が選定

少し前になりますが、平成27年3月19日、第11回指定難病検討委員会が開催され、候補の615疾患中196疾患を指定難病とすべきという委員会の結論が出されました。 パブリックコメントの募集などを経て、7月から医療費助成が開始される予定です。

湿布薬の保険削減を検討〜早くも診療報酬改定の話題が

来年は診療報酬改定の年という事で、段々と改定に関する話題が耳に入ってきています。 2016年度の診療報酬改定に関する議論はすでに始まっています。 平成27年3月19日に行われた政府の規制改革会議「健康・医療ワーキンググループ」で一部の湿布薬の保険外し…

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