薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

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薬局で購入しておきたい書籍のまとめ

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平成28年度の調剤報酬改定もひと段落して、対応した書籍が発売されてきていますね。
そんなわけで、個人的に購入しておこうと思う書籍をまとめてみます。
  
  

  

2016調剤報酬改定に対応した書籍

今回の調剤報酬改定に対応しているので、買い換えておきたい書籍です。
  
  

保険薬局業務指針

まずは保険薬局業務指針。
やっぱり、薬局には必須ですね。
2016は赤なんですね。カッコイイ!

ちなみに、これを最初から最後まで読んだことある人います?
若かりし頃、上司に言われて、一通り読んだ気がします。
非効率的といえばそうなんですが、業務に関する知識のベースになっています。
読破とまではいかなくても、目を通すのは勉強になるので、新人薬剤師さんは一度挑戦してみてください。
  
  

保険調剤Q&A 平成28年版 調剤報酬点数のポイント

これも改定の度に購入されている方が多いのではないでしょうか?
薬局で購入してもいいですが、個人で購入して読むべき本ですね。

改正で変更になった部分はもちろん、通常の業務で出くわすであろうポイントについてわかりやすく、Q&A方式でまとめてあるので勉強になります。
新人薬剤師さんは読破しておいた方がいいですよ!
  
  

保険薬局Q&A 平成28年版 薬局・薬剤師業務のポイント

保険調剤Q&Aの姉妹版です。
薬局で業務を行う上でのポイントをまとめてくれています。
これも新人薬剤師さんには是非、読破しておいてほしい書籍です。

今回の改訂では、健康サポート薬局、かかりつけ薬剤師指導料、施設職員を介した服薬指導、共同指導の指摘事項などが追加になっているみたいです。
自分も予約しました。
  
  

2016年対応の書籍

今年になってリニューアルした書籍です。
  
  

治療薬マニュアル2016と今日の治療薬2016

薬局、薬剤師に必須の二大辞書といった感じですね。
以前は、治療薬マニュアル派だったんですが、最近は今日の治療薬を愛用しています。

  • 治療薬マニュアルの方が添付文書に準じた内容が豊富
  • 今日の治療薬の方が添付文書に記載されていない業務で活用できる内容が豊富

と言うイメージです。
どちらも一長一短で、毎年交互に買うのも一つの方法です。

以前は、今日の治療薬は略称が多すぎるので、個人的にデザインが読みにくかったんですが、最近は慣れてきました。
pmdaさんの添付文書検索が便利なので、添付文書記載の情報はそれで十分かな・・・と思い、今日の治療薬を使うことが増えていたんですが。
今年から治療薬マニュアルは電子版が付属するんですね!
PC・スマートフォンから閲覧可能のようです。
スマホ版は欲しいなあ・・・。
  
どちらも目にすることは多いと思います。
新人薬剤師の方は一度は最初から最後まで目を通して、どこにどんなことが書いてあるかを知っておいてくださいね。
道具として使いこなすためには必須ですよ!
  
  

ポケット医薬品集2016

新人薬剤師さんにはバイブルにして欲しい書籍です。
旧版に比べて大きくなったのは残念ですが、それでも実臨床の現場で活用することを考えて作られている書籍としては一番携帯しやすいものだと思います。
単純な添付文書等のデータだけでなく、個々の薬剤の特徴や使い分けがまとめられているので、新人薬剤師さんの勉強、バイブルとして最適だと思います。

尊敬する薬剤師さんのポケット医薬品集は旧版でしたが、書き込み、付箋の数が半端なく、元々の書籍をさらに何倍にも磨き上げられたものになっていました。
今でも、新人にはポケット医薬品集を例に、書籍に書き込み、自分だけの本を作っていけるようにと指導しています。
  
  

定番の書籍

今回、改訂されたわけではないですが、定番中の定番もまとめておきます。
  
  

錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック 第7版

昨年年末に改訂されましたが、かなり分厚くなりましたね。
重厚感があります。
これもほとんどの薬局に置いてあるんじゃないかなと思います。
第6版のままでしたら、ぜひ、買い換えを。

  
  

腎機能別薬剤使用マニュアル 改訂3版

ずいぶん前にもうなくなると聞いた気もしますが、まだ販売されていますね。
在庫のみの販売なのかもしれません。
個人的には、腎機能関連ではこれに慣れていることもあって、一番使いやすいです。
サイズがコンパクトなのも個人で所有するものとして最適です。
腎機能障害時及び透析時に通常量使用可能な薬剤でまとめてくれたページもあるので便利です。

  
  

新 小児薬用量 改訂第7版

小児用量については頭に入れている方がほとんどだと思いますので、そこまで必須ではないと思われるかもしれません。
個人的にこれを持っているのは、夜間・救急当番のお守りですね。

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