薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

このブログは薬局で働く薬剤師を中心とした医療従事者の方を対象に作成しています。
一般の方が閲覧した際に誤解を招くことのないように配慮しているつもりですが、医療従事者の方へ伝えることを最優先としています。
2020年11月からURLが変更となりました。(新URL https://yakuzaishi.love)
  

レセプト・診療報酬

指定難病の選定状況3~さらに44疾患の選定・390疾患の除外が決定

平成27年3月9日、医療費助成の対象となる指定難病を選定する「指定難病検討委員会(第10回)」が開催され、自己免疫性疾患や血液疾患などの44疾患を指定難病とすることが了承されました。 これで今までのものと合わせて、計171疾患が選定されたことになりま…

指定難病の選定状況2~さらに43疾患を選定

先日、指定難病の選定状況についてまとめたところでしたが、平成27年2月18日に第9回指定難病検討委員会が開催され、さらに43疾患が指定難病として了承されました。 今年の7月までに約200疾患が選定される予定で、これで現在のところ127疾患が選定されたこと…

指定難病の選定状況~指定難病と特定疾患

平成27年2月4日、第7回指定難病検討委員会が開催され、新たに41疾患が指定難病として了承されました。 さらに、2月13日には、第8回指定難病検討委員会が開催され、新たに43疾患が指定難病として了承されました。 指定難病の選定は2月中に終わる予定で、最終…

新しくなった小児慢性特定疾患(52)~小児慢性特定疾病に関する医療費助成制度

先日、難病法に基づく特定医療費制度についてまとめました。 今回は同時に開始された新しい小児慢性特定疾病についてまとめます。 大きの部分が難病医療費助成制度(54)と近い内容になりますが、まとめてみます。

平成27年度介護報酬の見直し案(告示案)~居宅療養管理指導費の改定は行われず

平成27年2月6日、厚生労働省 社会保障審議会は、介護給付費分科会を開催し、平成27年度介護報酬の見直し案(告示案)が了承されました。 その中で、ひとまず、介護保険における薬局の在宅指導の、居宅療養管理指導費に関する改定は行われず、現行通り維持と…

一包化加算における内服薬の種類の考え方〜平成26年診療報酬改定 疑義解釈その12

昨日に引き続き、2015年2月3日付で公開された平成26年度診療報酬改定の疑義解釈その12についてです。 今日は昨日の記事では触れていない、一包化加算の算定における内服薬の種類の数え方についてです。

吸湿性が強い薬剤をPTPとした場合の一包化算定について〜平成26年診療報酬改定 疑義解釈その12

2015年2月3日付で平成26年度診療報酬改定の疑義解釈その12が追加となっています。 調剤では一包化の考え方について述べられています。 吸湿性の強い薬剤のみ一包化にしなかった場合についてです。

特定疾患治療研究事業(51)と難病医療費助成制度(54)~薬局での対応はどう変わる?

あけましておめでとうございます。 正月気分も抜けたところですが、新たな医療制度が開始になりましたね。 昨年末のうちにレセコンの対応など準備を行ってはきましたが、いざ始まると完全に理解できていなかったことがわかるものです。 ということで、少し勉…

薬局が行う衛生材料の供給について〜疑義解釈資料(その8)公開1

診療報酬・調剤報酬改定から3ヶ月半。 みなさん、すっかりなれた頃だとは思いますが、平成26年7月10日に疑義解釈その8が公開されました。 調剤報酬に関しては「衛生材料の支給」について記載されています。 それと療養担当規則について、「経済上の利益の提…

平成26年度調剤報酬改定 疑義解釈資料(その1)公開

ついに2014年度診療報酬改定の疑義解釈その1が公開されました。 予定では昨日の公開だったのでかなり待っていた方も多かったと思います。

レセプト摘要欄への記載が必要な事例(平成26年3月26日)

この記事の内容は古い情報になっています。 以下の記事が最新の内容になっています。 https://pharmacist.hatenablog.com/entry/2018/03/26/Receipt_memo_fields前回に続いて、平成26年3月26日「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について…

レセプト摘要欄記載項目一覧(平成26年3月26日時点)

レセプト摘要欄への記載項目一覧

一般名処方で先発医薬品を選択した際のレセプト摘要欄記載方法~平成26年度調剤報酬改定

2014年4月まであとわずか、調剤報酬対応も佳境ですね。 平成26年3月26日「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について通知が出されました。

平成26年度診療報酬改定 官報告示

平成26年3月5日、2014診療報酬改定の官報が告示されました。 厚生労働省のホームページには資料と通知が掲載されています。 平成26年度診療報酬改定説明会(平成26年3月5日開催)資料等について 疑義解釈が公表されるまでは詳細不明な部分もありますが、調剤報…

地域包括診療~薬剤師も気になる診療報酬改定

2014年度診療報酬改訂の中でも外来診療の最大の目玉となるのが地域包括診療。 主治医機能に関する改定です。 地域包括診療料と地域包括診療加算の二つが新設されます。 いずれも中小病院と診療所を対象にしたものです。 そして、この改定は薬局にとって非常…

24時間対応薬局について考えてみる~平成26年度調剤報酬改定 番外編

調剤報酬で話題になっている「薬局の24時間対応」。 これはどういうことなのか? これからは24時間開局するってこと? まだまだ薬剤師不足の薬局がほとんどの中、気になる部分ですよね。 今回は調剤報酬に記載されている24時間対応とはどういうことかを(勝…

薬局以外の在宅はどうなるのか?~薬剤師も気になる診療報酬改定

薬剤師も気になる診療報酬改定シリーズとして、診療報酬のうち調剤部分(調剤報酬)以外についてまとめていこうと思います。 診療報酬改定で大事なのは調剤報酬だけではありません。 薬剤師や薬局を訪れる患者さんと関わる医療がどう変わっていくのかを知ら…

在宅に関する改定について考える~平成26年度調剤報酬改定 番外編

どうしてもこの時期は調剤報酬(診療報酬)改訂について考えることが多くなります。 今回は在宅関連部分について詳しく考察してみました。 今回はあくまでも自分個人の考えです。

適切な向精神薬使用の促進~薬剤師も気になる診療報酬改定

2014年度(平成26年度)調剤報酬改定で検索して来てくださる方が多いみたいで驚いています。 ありがとうございます。 今日は調剤報酬部分でなく、診療報酬改定(医科)の部分で気になったところを挙げてみようと思います。 調剤報酬が変われば薬局が変わるの…

うがい薬だけを処方する場合の取扱 と ヨードうがい薬の効果について

この記事では2つのお話について解説しています。 1つ目は2014年度診療報酬改定で追加された「うがい薬だけが処方された場合の保険請求状の取り扱いについて。 2つ目はヨード液うがい薬の風邪予防効果について検証した論文について。

調剤報酬点数表の改正案公開~平成26年度調剤報酬改定 その5

2014年2月12日の中医協資料として調剤報酬点数表の改正案が公開されました。 今まで改正後の点数は予想しかできなかったのですが、これで改正後、四月からの薬局の姿がだいぶ見えてきましたね。

後発医薬品調剤体制加算に関する改定~平成26年度調剤報酬改定その4

連日、調剤報酬改定に関する話です。 興味のない方はごめんなさい。 今日は後発医薬品についての改定部分です。

薬剤服用歴管理指導料に関する改定~平成26年度調剤報酬改定その3

診療報酬改定は2月12日の中央社会保険医療協議会(中医協)で最終的な決定となるようですね。 調剤基本料が消費税増税分の対応として1点増えるとは言われていますが、まだ具体的な点数は診療報酬全体としてほとんど決定されていません。 最終決定がどうな…

基準調剤加算・在宅の改定~平成26年度調剤報酬改定 その2

毎日気になる調剤報酬改定。 先日の記事の続きです。 平成26年度調剤報酬改定その1 - 薬剤師の脳みそ 先日に引き続き、本日2月5日に行われた中医協(中央社会保険医療協議会)での公聴会資料が公開されました。

平成26年度調剤報酬改定その1

今年は二年に一度の調剤報酬改訂の年ですね。 四月の改定に向けていろんな情報が聞こえてくる時期になりました。

検査・処置・手術に使用する薬剤の院外処方について

検査前、処置、手術前に使用される薬剤については原則院内で使用され請求されるようになっており、院外処方には馴染まないと言われています。 この記事では具体的な例や診療報酬上のルール、調剤報酬をどのように請求すべきかまとめています。

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