薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

プロヘパール配合錠の販売中止

勉強法で悩んでいる薬剤師の方へ

知識の身に付け方は2種類あります。

1つはすぐに活用できる知識。現在の業務の中で必要とされる知識です。身に付けたらすぐに活用することができるので仕事に活かすことができますし、忘れることもありません。

もう1つはすぐには活用できない知識です。身に付けてもすぐに使う知識ではないのないので、だんだんと記憶から薄れてしまいます。ただし、この知識こそが薬剤師としての基礎的な力になります。

普段の業務で使用しない知識を身に付けるのは記憶力を必要としますし、モチベーションを維持するのも大変です。そのため、習慣的に新しい知識を取り入れることを生活の一部にすることが大切になります。薄い知識でも重ねていくことで自然と少しずつ、自分の力として身についていきます。
そこで当サイトではm3.com薬剤師会員登録をオススメしています。

内容をしっかり理解するだけの時間が取れない時でも、メルマガや記事を見て、単語や言葉を目にするだけでも知識の引き出しは少しずつでも確実に増えていきます。多くのサイトに登録したり、書籍を読もうとして続かなくなるより、まずは1つを継続することから初めてみることをおすすめします。登録となると不安に感じる方もいるかもしれませんが、医療関係者であれば誰しも耳にしたことがある!というくらいの有名なサイトで、薬剤師以外にも医師や看護師も多く登録しているサイトなので安心して利用できますね。

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今年は昔からある薬の販売中止が多い気がしますね。
プロヘパール配合錠が現在ある在庫がなくなり次第販売中止になるようです。
来年の3月に薬価基準から削除されるようです。
  
  

おくすり

  
  
詳しくはこちらを参照ください。
http://www.kaken.co.jp/medical/bluedi/proheparum_201605.pdf
  
  

プロヘパール配合錠の製造中止

はっきりとした話はわからないのですが、海外から原薬を輸入して製造していたようなのですが、調達が困難になった?のと売上の低下による撤退のようですね。
初めて薬剤師として働いた薬局でよく出ていた薬なので、個人的にはしみじみ感じるものがあります。
f:id:pkoudai:20160624192800j:plain
  
  

プロヘパール配合錠についてのおさらい

プロヘパール配合錠について簡単におさらいしておきます。
1錠中に含まれる有効成分は以下のとおりです。

  • 肝臓加水分解物:70mg
  • 塩酸システイン:20mg
  • 重酒石酸コリン:100mg
  • イノシトール:25mg
  • 日本薬局方シアノコバラミン:1.5μg

  
用法・用量は、1回1〜2錠を1日3回服用となっています。
  
効果の方ですが、症例として効果があったという報告はあっても、RCT(Randomized Controlled Trial:ランダム化比較試験)による効果検証は行われていないようです。(発売当時は当然ながら近年も)
二日酔いにいいのではないか?なんて話はよく聞きましたよね。
同じように肝臓加水分解物を含むOTCのヘパリーゼがいい例です。
  
  

プロヘパール配合錠の代替薬は?

直接の代替薬はありませんが、肝臓加水分解物製剤として、レナルチン腸溶錠100mgが候補に挙げられます。
肝臓加水分解物の量は違いますが、効能・効果はプロヘパールと同じ「慢性肝疾患における肝機能の改善」です。
服用していなければウルソ(成分名:ウルソデオキシコール酸)が現実的なところですかね?
  
  

まとめ

漫然投与となっているケースは多いかもしれませんが、ずっと飲んでいる人にとってはショックかもしれませんね。
ちなみに、粉砕すると、すっごい独特な匂いがするんですよー。

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