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薬剤師の脳みそ~薬局薬剤師の勉強ブログ~

調剤(保険)薬局の薬剤師が脳内で考えていることや仕事の中で得た知識をまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

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疑義解釈資料の送付について(その3)が公開~H28年(2016)調剤報酬改定⑬

平成28年5月19日、疑義解釈その3が公開されました。
なんと、今回は調剤報酬点数表関係のみ。
それもかかりつけ薬剤師についてのみです。
先日、記事にした「医療に係る地域活動」の審査基準が正式に発表となりました。
  
  
H28調剤報酬改定についての過去記事はこちらです。
なお、疑義解釈等が公開されて初めて考え方がわかるものもあるので、あくまで現時点での一人の薬剤師の解釈として捉えてもらえれば幸いです。
解釈に変更等があれば随時更新する予定です。
pharmacist.hatenablog.com
  
厚生労働省のホームページで公開されている「疑義解釈資料の送付について(その3)」はこちら。
http://www.mhlw.go.jp/file.jsp?id=355487&name=file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000124651.pdf

  
  

  
  

H28年度診療報酬改定 疑義解釈その3

今回はまさかの調剤報酬、かかりつけ薬剤師関連のみですね。
  

調剤報酬点数表関係

今回は問1〜3のみです。
  

かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料

(問1)かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料の施設基準である、「医療に係る地域活動の取組に参画していること」について、どのよう に考えればよいか。
  
(答)「医療に係る地域活動の取組に参画していること」の要件についての考え方は、次のような活動に主体的・継続的に参画していることである。

  • 地域包括ケアシステムの構築に向けた、地域住民を含む、地域における総合的なチーム医療・介護の活動であること。
  • 地域において人のつながりがあり、顔の見える関係が築けるような活動であること。

具体的には、地域における医療・介護等に関する研修会等へ主体的・継続的に参加する事例として以下のようなことが考えられる。

  1. 地域ケア会議など地域で多職種が連携し、定期的に継続して行われている医療・介護に関する会議への主体的・継続的な参加
  2. 地域の行政機関や医療・介護関係団体等(都道府県や郡市町村の医師会、歯科医師会及び薬剤師会並びに地域住民に対して研修会等サービスを提供しているその他の団体等)が主催する住民への研修会等への主体的・継続的な参加

だいぶ具体的なものが見えてきましたね。
今後はこのような活動についても薬剤師が積極的に、継続参加していくことになるのでしょうね。
  
  

(問2)上記の活動のほかに、「医療に係る地域活動の取組に参画していること」 に該当するものはあるのか。
(答)本来の地域活動の取組としては、上記のような考え方に基づく活動に薬局の薬剤師として積極的に参画することが求められるが、以下のような事例も当面の間は要件に該当すると考えられる。
なお、薬局として対応している場合は、届出に係る薬剤師が関与していることが必要である。

  • 行政機関や学校等の依頼に基づく医療に係る地域活動(薬と健康の週間、薬物乱用防止活動、注射針の回収など)への主体的・継続的な参画(ただし、薬局内でのポスター掲示や啓発資材の設置のみでは要件を満たしているとはいえない。)
  • 行政機関や地域医師会、歯科医師会、薬剤師会の協力のもとで実施している休日夜間薬局としての対応、休日夜間診療所への派遣
  • 委嘱を受けて行う学校薬剤師の業務 等

先日の記事にまとめた内容が正式に公開になった形ですね。

ただ、あまりにハードルが下がってしまったような気もします。
休日夜間当番への勤務希望が大幅に増えたって話を耳しますね・・・。
なんだか・・・。
  
  

(問3)上記の考え方を受けて、かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料の施設基準に適合していたが、本年4月には施設基準の届出を受理されていない又は届け出ていなかった保険薬局について、本年5月以降のかかりつけ薬剤師指導料等の算定の取扱いはどのようになるのか。
  
(答)今回示した考え方により、かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料の施設基準に適合する場合には、施設基準を届け出ることで、かかりつけ薬剤師指導料等の算定は可能である(それに伴い、基準調剤加算の施設基準に適合する場合も同じ)。また、本年5月に届出を行った場合は、届出受理日から算定することは差し支えない(ただし、6月以降に届出を行った場合については、通常どおり、届出日の属する月の翌月1日から算定する取扱いとなる)。

届出が受理されなかった薬局については、今月中に届出を再提出すれば、届出受理日からかかりつけ薬剤師の施設基準を満たすことになるというわけですね。
  
  

まとめ

「医療に係る地域活動の取組に参画していること」が明確に定められたことになりますが、かなりハードルは下がったと言えますね。
これがいいことなのかどうなのか?
明確に、しかも、想像より緩めの基準に決めたことがどういう影響を与えることになるのか?
これは二年後の改定での議論につながりそうですね。