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薬剤師の脳みそ~薬局薬剤師の勉強ブログ~

調剤(保険)薬局の薬剤師が脳内で考えていることや仕事の中で得た知識をまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

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局方品は銘柄変更不可!?〜局方品には後発医薬品が存在しない?

後発医薬品 レセプト・診療報酬

プレドニゾロン錠5mg「三和」の処方がでました。
でも、うちの薬局に在庫しているプレドニゾロン錠5mgは、

  • プレドニゾロン錠5mg「タケダ」
  • プレドニゾロン錠5mg「旭化成」
  • プレドニン錠5mg

だけです。
疑義照会をすると、「局方品なので何でもいいですよ」との回答。
プレドニゾロン錠5mg「タケダ」で調剤させてもらいました。
その際、スタッフからは、「局方品だから全部後発品扱いになるので、実際は疑義照会しなくても変更調剤できるんですよね?」も。
いやいや、逆です。
局方品だから疑義照会しないと変更できないんです。
局方品は全て先発品扱いですよ。

局方品は先発品?後発品?

プレドニゾロン錠5mg「三和」のように一般名+メーカー名となっている医薬品は後発医薬品と思ってしまいがちですが、色んなメーカーが発売しているプレドニゾロン錠はすべて先発医薬品です。

以前は日本薬局方に収載された後に発売されたものは先発医薬品というルールがあったようです。
なので、ウブテック錠の薬価は同一成分のウブレチド錠の薬価の約半分ですが、先発医薬品です。
最近は、後発医薬品の発売前に日本薬局方に収載されるケースも存在するので、このルールはなくなったようです。

なので、古くから日本薬局方に収載されている医薬品は全て先発医薬品ということです。

このことを踏まえると、局方品だから変更できるなんてのはおかしく、むしろ、局方品(全て先発品)だからこそ変更できないって話になりますよね。
先発品→先発品の変更はできませんから。

局方品は局方品としてレセプト請求

今はだいぶ減りましたが、局方品は銘柄別ではなく、同一の告示名称(局方品名)に対して共通の薬価コードが付与されていました。
その場合、販売名は異なっても、薬価コードは同じで、レセプト請求上は同じになります。
ここ数年の薬価改定等で同一製剤間での薬価に差異が生じたものについては、個々の銘柄での薬価収載となり、同一名でレセプト請求が行われる薬は減っています。

ひょっとしたら、局方品はどれでも請求上は同じというイメージから、局方品は変更して調剤しても問題ないと思っている人もいるかもしれませんね。
ですが、これはあくまでも請求上の話で、それも全ての局方品に当てはまる話ではありません。

局方品は一般名で処方して欲しい!

もし、処方される先生が、局方品の銘柄にこだわっていないのであれば、古くからある局方品に関しては一般名で処方していただければ助かります。
後発医薬品が存在しないので、一般名処方を発行することによる診療報酬上のメリットはありませんが、多くの薬局から疑義照会を受ける手間が省かれるかと思います。

まとめ

もうひとつ。
基幹病院等では「局方品はメーカー変更可」という内規を採用しているところも少なくないので、そのイメージもあるかもしれません。

悪気はなくても、局方品のメーカーを変更することは、勝手に先発品から先発品に変更することに等しいので注意しないとダメですね!