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薬剤師の脳みそ~薬局薬剤師の勉強ブログ~

調剤(保険)薬局の薬剤師が脳内で考えていることや仕事の中で得た知識をまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

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平成27年2月16日承認の医薬品~新規後発医薬品以外にも興味深い薬剤が登場

後発医薬品 新薬承認情報

昨日の続きになります。
平成27年2月16日、新規後発医薬品が承認されたことは昨日まとめましたが、先発医薬品・後発医薬品の新剤型や新規格についても興味深いものが承認されています。


すでに後発医薬品が発売されているものについても、今回は新剤型や新規格で承認されています。
また、先発医薬品についても新規格・剤型が承認されています。

クエチアピン細粒10%「アメル」

クエチアピンなのでセロクエルのジェネリックになりますが、先発品であるセロクエルの細粒はセロクエル細粒50%。
そもそも、共和薬品はすでにクエチアピン細粒50%「アメル」を発売しているので、細粒の新規格が追加ということになります。
クエチアピン細粒の10%を持つのは共和薬品だけになります。
クエチアピンは少量で使用することも多いため、50%の場合、正確な調剤が難しい場合もありますが、10%であれば調剤が容易になると言うことでしょうか。
ちなみに、これで共和薬品が取得するクエチアピン製剤は、

  • クエチアピン錠12.5mg「アメル」
  • クエチアピン錠25mg「アメル」
  • クエチアピン錠50mg「アメル」
  • クエチアピン錠100mg「アメル」
  • クエチアピン錠200mg「アメル」
  • クエチアピン細粒50%「アメル」
  • クエチアピン細粒10%「アメル」

となります。
12.5mg錠、50mg錠、10%細粒は先発品には存在しないということで、独自の規格を三つも所有することになりますね。

タンボコール細粒10%

タンボコール(一般名:フレカイニド酢酸塩)の新剤型が承認です。
今までは錠剤と靜注しか存在しませんでした。
2010年5月に小児に対する用法・用量が追加となっていますが、その用量設定が非常に細かいので、細粒の登場を待っていた人も多いのではないでしょうか?

スミル外用ポンプスプレー3%

スミルと言えば、三笠薬品のフェルビナク外用シリーズ。
スミルスチック、スミルテープ、スミルローションに続く新剤型です。
スプレータイプの消炎鎮痛剤って、エアーサロンパス以外に存在しない気がします。
OTCでは広く使用されている剤型だけに、けっこう使われるんじゃないでしょうか?

ロキソプロフェンNa外用ポンプスプレー1%「YD」

上に書いたスミル外用ポンプスプレーには最初から強力なライバルの出現です。
陽進堂はロキソプロフェンのスプレー剤の承認を取得しました。
これも使われそうかも・・・。

ピタバスタチンカルシウムODフィルム4mg「KOG」

救急薬品が承認を取得したのは、リバロOD錠のフィルムタイプになります。
ですが、なぜか4mgだけ・・・。

ムコソルバンL錠45mg

ムコソルバンLに錠剤が登場です。
これまで、先発品はカプセル(ムコソルバンLカプセル45mg)のみでした。
後発品で「アンブロキソール塩酸塩徐放OD錠45mg」を何社かが出していましたが、錠剤が大きいのが欠点でした。
今回のムコソルバンL錠は口腔内崩壊錠ではないものの、直径7.5mm(Lカプセルの半分)と小さい錠剤になっています。
夏ごろの発売が予定されています。

ジオクチルソジウムスルホサクシネート耳科用液5%「CEO」

武田薬品と千寿製薬の耳科領域における提携会社セオリアファーマが製造承認を取得しています。
ジオクチルソジウムスルホサクシネート?
現在、この成分を含む医薬品はベンコール配合錠とビーマス配合錠のみです。
ですが、これらの適応は便秘症。
耳科用液には結びつきません。

ジオクチルソジウムスルホサクシネート耳科用液の先発医薬品と言うべき薬はすでに発売中止となっています。
惜しまれながら製造が中止された、その医薬品の名前はワックスネート!
わかる人はわかる薬です。
いわゆる耳垢水。
耳垢除去に使用する薬剤です。
ワックスネートの製造が中止されてからは、ていねい水などの薬局製剤で対応していたところもあると思いますので、この承認はうれしいのではないでしょうか?

エストラーナテープ0.09mg、エストラーナテープ0.18mg、エストラーナテープ0.36mg

平成26年2月に「性腺機能低下症、性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症」の適応を取得していますが、小児に対しては、「エストラジオールとして0.09mgから開始する。下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替える。その後、エストラジオールとして0.18mg、エストラジオールとして0.36mg、エストラジオールとして0.72mgへ段階的に増量する。」となっています。
これまで、0.09mg=1/8枚、0.18mg=1/4枚、0.36mg=1/2枚として対応していましたが、今回の剤型追加により、使用が容易になります。

トスフロキサシントシル酸塩小児用細粒15%「明治」、トスフロキサシントシル酸塩細粒小児用15%「タカタ」

オゼックス細粒小児用15%のジェネリックです。
これまでトスフロキサシンとしては錠剤と点眼が発売されていましたが、小児用細粒も登場します。

エックスフォージ配合OD錠

エックスフォージ(一般名:バルサルタン/アムロジピン)の口腔内崩壊錠が承認されています。
・・・・・。
ジェネリック(アムバロ配合錠?)対策な気がしてなりませんね。

エスエーワン配合顆粒T20、エスエーワン配合顆粒T25

ティーエスワン配合顆粒のジェネリックの登場です。
テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウムの配合剤のジェネリックで顆粒剤は初めてです。