薬剤師の脳みそ〜くすりと医療制度

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

吸湿性が強い薬剤をPTPとした場合の一包化算定について〜平成26年診療報酬改定 疑義解釈その12

新人薬剤師さんへ
どんな勉強にも言えることですが、学習を生活の一部にすることが大切です。m3.com薬剤師会員登録 毎日のメルマガの購読から初めてください。内容を全て覚えなくても、目を通すことを習慣づけることで知識の引き出しが増えていき、継続することで地力がついていきます。

スポンサーリンク

平成27年2月3日付で平成26年診療報酬改定の疑義解釈その12が追加となっています。
調剤では一包化の考え方について述べられています。
吸湿性の強い薬剤のみを一包化しなかった場合についてです。


平成26年度診療報酬改定について |厚生労働省

【一包化加算】
(問1)処方された薬剤を一包化する際に、吸湿性が強い等の理由で直接の被包(PTPシート)から取り出すことができない薬剤をPTPシートで交付するなど一包化とは別にした場合であっても、その薬剤を除いて一包化した部分が算定要件を満たしていれば一包化加算を算定できるか。
(答)算定して差し支えない。
この場合、一包化をしなかった薬剤及びその理由を調剤録等に記録しておくことが望ましい。

吸湿性等により一包化を行わない薬剤が存在する場合の考え方

吸湿性の強い薬剤は一包化には適していません。
そのため、吸湿性の強い薬剤はPTPのままお渡しして、残りの薬剤で一包化を行うことがあると思います。
その場合、実際に一包化を行った薬剤(吸湿性の高い薬剤を除いたもの)が一包化の算定要件を満たしていれば一包化の算定ご可能であることが明文化されました。

県によっては、今までも当たり前だったルールかもしれませんが、今回の疑義解釈により全国共通のルールとなったわけです。

吸湿性の高い薬剤を除外して一包化を行った旨の記録

一包化にしなかった薬剤及びその理由を調剤録に記録することが望ましい、とありますが、吸湿性が理由であれば、
「(日付)吸湿性が高いため(薬品名)は一包化せずに調剤」
のような形でレセプトの摘要欄に記載すれば確実かと思います。

吸湿性が高く一包化に適していない薬剤

吸湿により影響を受ける薬剤をあげてみます。

  • アカルディカプセル
  • アサコール錠
  • アスパラカリウム錠
  • アフィニトール錠
  • アボルブカプセル
  • アレグラOD錠
  • イーフェンバッカル錠
  • エルカルチン錠
  • オラセフ錠
  • クラリチンレディタブ
  • グルコバイOD錠
  • グルコバイ錠
  • サーティカン錠
  • サワシリン錠
  • ザンタック錠
  • サンディミュンカプセル
  • ジプレキサザイディス
  • シュアポスト錠
  • スターシス錠
  • スローケー錠
  • セレジストOD錠
  • セレニカR錠
  • ゾーミッグRM錠
  • ゾフランザイディス
  • タリオンOD錠
  • トビエース錠
  • デパケン錠
  • ネオーラルカプセル
  • バファリン錠
  • バラシリン配合錠
  • パンスポリンT錠
  • ファスティック錠
  • プラザキサカプセル
  • フロモックス錠
  • ヘモクロンカプセル
  • ペルサンチンLカプセル
  • ホスレノールチュアブル錠
  • マクサルトRPD
  • ミラペックスLA錠
  • メサフィリン錠
  • メトリジンD錠
  • ラジレス錠