薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

インフルエンザ 予防適応

勉強法で悩んでいる薬剤師の方へ

知識の身に付け方は2種類あります。

1つはすぐに活用できる知識。現在の業務の中で必要とされる知識です。身に付けたらすぐに活用することができるので仕事に活かすことができますし、忘れることもありません。

もう1つはすぐには活用できない知識です。身に付けてもすぐに使う知識ではないのないので、だんだんと記憶から薄れてしまいます。ただし、この知識こそが薬剤師としての基礎的な力になります。

普段の業務で使用しない知識を身に付けるのは記憶力を必要としますし、モチベーションを維持するのも大変です。そのため、習慣的に新しい知識を取り入れることを生活の一部にすることが大切になります。薄い知識でも重ねていくことで自然と少しずつ、自分の力として身についていきます。
そこで当サイトではm3.com薬剤師会員登録をオススメしています。

内容をしっかり理解するだけの時間が取れない時でも、メルマガや記事を見て、単語や言葉を目にするだけでも知識の引き出しは少しずつでも確実に増えていきます。多くのサイトに登録したり、書籍を読もうとして続かなくなるより、まずは1つを継続することから初めてみることをおすすめします。登録となると不安に感じる方もいるかもしれませんが、医療関係者であれば誰しも耳にしたことがある!というくらいの有名なサイトで、薬剤師以外にも医師や看護師も多く登録しているサイトなので安心して利用できますね。

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(ここからが記事本文になります)

インフルエンザシーズン真っ最中ですね。

2014年第三週(1月13日〜19日)には山形県、石川県、鳥取県以外は注意報が出ている状態。
静岡県、愛知県、岐阜県、奈良県、福岡県、熊本県、宮崎県は警報です。
手洗い、うがい、マスク着用の感染予防が一番大事です。

さて、インフルエンザ治療薬も今や五種類です。

タミフル(一般名:オセルタミビル)、リレンザ(一般名:ザナミビル)、イナビル(一般名:ラニナミビル)、ラピアクタ(一般名:ペラミビル)、そして今や耐性だらけでほとんど使われなくなったシンメトレル(一般名:アマンタジン)です。

このうち、タミフル、リレンザ、イナビルには予防適応があります。

イナビルは昨年末に予防適応が追加になったばっかりですね。

 

それぞれの感染時•予防時の用法をまとめます。

タミフル(75mg/カプセル、30mg/g)

治療:1回75mgを1日2回 5日間(成人•体重37.5kg以上の小児)、1回2mg/kgを1日2回 5日間(小児)

予防:1回75mgを1日1回 7〜10日間(成人)、1回75mgを1日1回 10日間(体重37.5kg以上の小児)、1回2mg/kgを1日2回 10日間(小児)

リレンザ(5mg/ブリスター)
治療:1回10mgを1日2回 5日間 吸入

予防:1回10mgを1日2回 10日間 吸入

イナビル(20mg/キット)

治療:40mgを単回吸入(10歳以上)、20mgを単回吸入

予防:20mgを1日1回 2日間 吸入(10歳以上)

※原則として、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者である高齢者(65歳以上)、慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者、代謝性疾患患者(糖尿病等)、腎機能障害患者を対象とする。

 

さて、この予防適応。

医療従事者の中ではたまに確認が行われるんですよね。

「予防って保険適用だっけ?」ってやつです。

答えはNO!

予防適応は自費です。

予防適応の承認は受けてますし、添付文書にも予防適応の用法用量が記載されているので紛らわしくなるのだと思いますが、予防は保険外となります。

そもそも医療保険というものは診断を受けた疾患の治療にのみ適用されるものです。

予防接種も自費ですよね。

「予防は自費」ということを覚えておけば間違いないです。

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