薬剤師の脳みそ〜くすりと医療制度

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

沈降インフルエンザワクチンH5N1「生研」1mL

新人薬剤師さんへ
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平成25年3月25日付承認医薬品です。
今回は新薬18成分を含む23品目でした。

沈降インフルエンザワクチン(H5N1株)(商品名:沈降インフルエンザワクチンH5N1「生研」1mL/デンカ生研)
新有効成分含有医薬品
オーファンドラッグ
効能・効果は「新型インフルエンザ(H5N1)の予防」。
発育鶏卵を用いて増殖したパンデミック用の不活化全粒子ワクチン。
A/H5N1(トリインフルエンザ)に対するプレパンデミックワクチンです。
阪大微生物病研究会、化学及血清療法研究所、北里第一三共ワクチン株式会社のものはすでに承認されていました。
デンカ生研の方が化学及血清療法研究所よりも承認申請は早かったと思うのですが、承認が遅れたのは何かあったのでしょうか?

いろいろな型がある新型インフルエンザを少しまとめると。
A/H5N1がアジアでアジアの鶏やアヒルの間で流行し、よくニュースで取り上げられていた鳥インフルエンザ。
A/H1N1が2009年に発生し日本でも流行、2011年から季節型に移行された豚インフルエンザ。
今、中国で鳥から人に感染し、人から人への感染が起こることでパンデミックを引き起こすのではないかと問題になっているのがH7N9です。
ちなみに、H7N9はひょっとしたら人から人への感染が始まっているかもしれません。
が、もしそうだとすれば病原性(感染力)は高くないことが予想されるので、早めに封じ込めることでき、パンデミックには至らないのではないかと思います。

H7N9に対するワクチンも7ヵ月後には製造されるということなので、近い将来、承認されるはずですね。