薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

このブログは薬局で働く薬剤師を中心とした医療従事者の方を対象に作成しています。
一般の方が閲覧した際に誤解を招くことのないように配慮しているつもりですが、医療従事者の方へ伝えることを最優先としています。
2020年11月からURLが変更となりました。(新URL https://yakuzaishi.love)
  

ポケット医薬品集2013の訂正〜i-ポケット医薬品集・白文舎の行方

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(ここからが記事本文になります)

2013年4月11日に作成した記事です。
「ポケット医薬品集2013」の訂正とインターネット版i-ポケット医薬品集の利用方法についてまとめた記事です。
かなり前の記事なのですがアーカイブ的な役割を持たすためこのまま残しておきます。
  
  
ポケット医薬品集2013年版

  
  

ポケット医薬品集2013の訂正

(記事作成当時の文章そのままです)
昨日は「今日の治療薬2013」の回収について書きましたが、今回は「ポケット医薬品集2013」の訂正です。
白文舎: ポケット医薬品集 正誤表(既にリンク切れしています。)
※ポケット医薬品集は2018年度版から出版社が白文舎から南山堂に変わっています。
  
万を時して復活したポケット医薬品集(2009年版で一度出版を休止していました)だけに購入された方も多かったんじゃないでしょうか?
あまりに訂正の数が多い(10ページ!)ので紹介は割愛します。
単なる変換ミスなども多いので、訂正の内容ごとに分けた正誤表が欲しいところですね。
そろそろ公開される予定のi-ポケット医薬品集では訂正されているようです。(当然ですね)
今日の治療薬2013のように致命的なミスではないにしても、これだけ膨大であれば回収など何らかの対応があってもいいのかも?
この辺りに出版社のスタンスを感じてしまうかも・・・。
大変ですが、頑張って訂正を記入していきましょう。
  

大きくなってしまったポケット?医薬品集

余談ですが、白文舎のポケット医薬品集2013の紹介にこんなコメントが書かれています。
http://hakubunsha.jp/(リンク切れしていますね。。。)
「ぼく、4年間でちょっと背が伸びました。でも横幅は同じだからポケットに入るよ!」
白文舎 ポケット医薬品集2013
入ってないじゃんw
  
インターネット版が「i」だったり、長くなったり、iPhoneみたいですね。
  
でも、ファンの多かったポケット医薬品集だけに復活は嬉しいですね。
2019年版にビッチリと書き込みを行なってオリジナルのポケット医薬品集として鍛え上げていた薬剤師がいたことを思い出します。
  

i-ポケット医薬品集

(理由は不明ですがi-ポケット医薬品集は2014年版を最後に終了しているようです)
2013年4月10日、ついにインターネット版のi-ポケット医薬品集が公開されましたね。
ポケット医薬品集2013の購入者のみが利用できるインターネット版です。
無料にも関わらず、内容は実際のポケット医薬品集2013とほぼ同じ。
しかも、2ヶ月ごとに新薬の更新や訂正箇所の修正が行われます。(4月上旬、6月中旬、8月中旬、10月中旬…)
利用するには少々複雑な登録が必要なのですが、ポケット医薬品集2013を購入していて、まだ登録していない人はお早めに登録してください。
登録の大まかな流れは以下の通り。

  1. ポケット医薬品集2013購入
  2. 白文舎のホームページから利用者登録を行う(https://hakubunsha.jp/reg
  3. 登録番号をポケット医薬品集2013に封入されていた葉書に記載して送付
  4. メールにてi-ポケット医薬品集のアドレスとユーザー名、パスワードが送られてくる

超厳重です。
しかも、パスワードは二ヶ月ごとに変更されるそうです。
でも、電子書籍としてのポケット医薬品集2013が無料で手に入ってしまうんだから当然かもしれませんね。
これ、普通は書籍版と電子書籍版の二種類として別々に販売しますよ。
  

i-ポケット医薬品集を使うにはActiBookが必要

利用方法ですが、パソコンで利用する場合はメールに記載されている専用アドレスでユーザー名、パスワードを記入すれば利用できます。
スマートフォン、タブレット端末ではActiBookという電子書籍用のアプリが必要となりますが、i-ポケット医薬品集のアドレスにリンクが貼られているのでそこから落としてください。
アプリをインストールできたら再び専用アドレスに行き、書籍のダウンロードを行います。
電子ブックを開くを選ぶと自動でActiBookが起動し、書籍のダウンロードが開始されます。
そのまま読むことも可能なのですが、1000ページ以上ある本をダウンロードしながらなので時間がかかります。
ただ、一度完全にダウンロードしてしまえば、ActiBook内に保存されるので最初に頑張って保存しましょう。
(けっこう時間がかかりましたが、公開されたばかりでアクセスが集中しているせいかも。でも、wi-fi環境じゃないと辛いです。)
ちなみに自分はiPadで利用しています。
書籍を保存する際の注意ですが、iPadがスリープ状態になったり、他のアプリに切り替えると0%からやり直しになるので、たまにiPadをタッチしながら他の作業はせず、地道に待ってくださいw
  
とりあえず使ってみた感想。
完全に書籍版と同じ見た目です。
ただし、薬品名から該当ページへの移動を行ったり、記入を行うことも可能です。
これに加えて二ヶ月ごとに新薬や訂正箇所の更新があるので、言うことなしです。
なんせ無料ですからね。
閲覧用のアプリがActiBookなので重たいのが辛いところですが、ありがたく利用させてもらおうと思います。
龍原徹先生、澤田康文先生に感謝です。
(2016年版から復活すると言われていたi-ポケット医薬品集ですが、復活しないままですね・・・)
  

白文舎の行方は?

白文舎さんのホームページ自体が閲覧不可になっています。
2019〜2020年初めは存在したようですが、全く関係ないページとして存在していました。
白文舎さんはポケット医薬品集を発売するために作られた会社です。
2018年版からポケット医薬品集の販売が南山堂さんに変更になったことでその役目を終えたのではないかと思います。
(現在も会社として存続しているかどうかは不明ですが)
  
ポケット医薬品集 2020年版

ポケット医薬品集 2020年版

ポケット医薬品集 2019年版

ポケット医薬品集 2019年版

ポケット医薬品集<2018年版>

ポケット医薬品集<2018年版>

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