薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

このブログは薬局で働く薬剤師を中心とした医療従事者の方を対象に作成しています。
一般の方が閲覧した際に誤解を招くことのないように配慮しているつもりですが、医療従事者の方へ伝えることを最優先としています。
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承認-了承-薬食審第一部会

初の3成分配合降圧薬ミカトリオは承認ならず、オクノベル・エピデュオゲルが承認了承

平成28年4月20日、厚生労働省の薬食審医薬品第一部会が開催され、新薬4製品の承認並びに2製品の適応追加についての審議が行われました。 そのうち、ミカトリオ配合錠については承認が了承されず、継続審議とされています。 国内初の3成分配合降圧剤の承認は…

サインバルタに慢性腰痛症の適応追加など複数の適応追加についての承認了承

平成28年2月5日、厚労省の薬食審医薬品第一部会が開催され、4製品の適応追加についての審議が行われ、すべて承認することで了承されました。 今回の目玉の一つがセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI:Serotonin & Norepinephrine Reuptake I…

国内初の高コレステロール血症に対する抗体医薬レパーサ皮下注の承認が了承~ボンビバ錠・エリキュースとスイニー適応拡大など

平成27年11月27日、厚生労働省の薬食審医薬品第一部会が開催され、新薬など3製品の承認が了承されました。 今回の目玉は、国内初となる、高コレステロール血症に対する抗体医薬、PCSK9阻害薬レパーサ皮下注です。 アメリカのアムジェンとアステラス製薬が共…

イクセロンパッチ/リバスタッチパッチの増量を1段階とする新用量の追加承認が了承

平成27年7月31日に開催された薬食審第一部会では、主に新規適応や新規用法用量の追加についての審議が行われました。 その中で、報告品目として、イクセロンパッチ/リバスタッチパッチ(一般名:リバスチグミン)の漸増投与に関する新規用量の承認が了承され…

ランタスXR、トルリシティ~薬食審第一部会で効果持続型のインスリン注射の承認が了承

平成27年6月5日、厚生労働省の薬食審医薬品第一部会で複数の新薬の承認が了承されました。 その中で、ランタスXR、トルリシティという二つの糖尿病注射薬の名前があがっています。

イリボーの女性適応拡大とサインバルタに線維筋痛症適応~薬食審第一部会で承認了承

平成27年4月28日、厚労省の薬食審医薬品第一部会が開催され、二つの医薬品の効能・効果追加の承認が了承されました。 これまで男性のみにしか適応がなかったイリボーは女性に対しても使用可能に。 サインバルタは線維筋痛症の適応を取得します。

ワントラム錠~トラマールの1日1回製剤~などの承認が了承

平成27年2日20日、厚労省の薬食審医薬品第一部会で5製品の承認が了承されました。 今回承認が了承された医薬品の中で目を引いたのはワントラム錠(一般名:トラマドール)、トラマールカプセルの1日1回製剤です。 個々についてはまた今後まとめるとして、今…

国内7製品目(6成分目)のSGLT2阻害剤ジャディアンス承認了承〜SGLT2阻害薬にはすでに配合剤の噂も?

日本ベーリンガーインゲルハイムが申請していたジャディアンス錠(一般名:エンパグリフロジン)が、平成26年11月21日に開催された厚生労働省 薬食審医薬品第一部会で了承されました。 ジャディアンスは日本国内で7製品目のSGLT2阻害薬になります。 成分とし…

パリエットの新剤型と低用量アスピリン服用時の適応 追加了承~PPIの適応まとめ

平成26年10月29日の厚労省 薬食審医薬品第一部会。 パリエット(一般名:ラベプラゾール)に「低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制」の効能・効果が追加されます。 それと同時に、5mgでの効果も確認され、追加剤型が設定です…

ランタス(インスリン グラルギン)のバイオシミラーの承認了承

平成26年10月29日の厚労省 薬食審医薬品第一部会。 インスリンで初となる、ランタス(インスリン グラルギン)のバイオシミラー(バイオ後続品)の承認が了承されました。今回、了承されたのは、 インスリン グラルギンBS注カート「リリー」 インスリン グラ…

DPP-4阻害薬の適応について復習~グラクティブ・ジャヌビア・ネシーナの適応拡大

平成26年4月25日、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会でDPP4阻害薬3剤(2成分)の適応拡大が了承されました。 ジャヌビア・グラクティブ、ネシーナの適応が拡大され、2型糖尿病の適応を取得予定です。 これで、他の糖尿病薬との併用に関する制…

国内6剤目のSGLT2阻害剤カナグル錠

平成26年4月25日、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で田辺三菱製薬のカナグル錠(一般名:カナグリフロジン)の承認を了承しました。 カナグル錠は田辺三菱製薬と第一三共の共同販売で国内6剤目のSGLT2阻害薬となります。

エネーボ配合経腸用液

平成26年2月24日の厚生労働省薬食審第一部会の承認了承品目に目を見張るものが! アボットから新規経腸栄養剤の登場です。 少し前にラコールの半固形剤が承認されていましたが、 ラコールNF配合経腸用半固形剤 - 薬剤師の脳みそ まったく新しいものが登場す…

グラッシュビスタ 日本初の睫毛貧毛症治療薬〜ルミガンとの違いは?

平成26年2月24日の厚生労働省薬食審第一部会で「グラッシュビスタ外用液剤」の承認が了承されました。 承認された効能・効果は「睫毛貧毛症」。要はまつ毛を伸ばす薬と言う訳です。 有効成分はビマトプロスト。 ビマトプロストと言えば・・・わかる人はすぐ…

今回の承認は降圧配合剤だらけ!

平成26年2月24日付、厚生労働省 薬事・食品衛生審議会の医薬品第一部会での承認が了承された医薬品。 今回、やけに降圧配合剤が多いんじゃない? なんと3種類も同時に承認される予定です。 はあ~・・・。また覚えるのか・・・。 なんて言わずに見てみましょ…

ルセフィ錠にデベルザ錠・アプルウェイ錠~続々登場のSGLT2阻害剤

どんどん登場するSGLT2阻害薬。 平成26年2月24日に厚生労働省 薬事・食品衛生審議会の医薬品第一部会で新たなSGLT2阻害薬の承認が了承されました。 今回は2成分、3薬品です。

ラコールNF配合経腸用半固形剤

1月24日の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で承認の了承を受けたもので気になった医薬品。 イーエヌ大塚製薬のラコールNF配合経腸用半固形剤。 医薬品医療機器総合機構(pmda)の審査のみで承認して問題ないということで審議なしでの了承です。

タケルダ配合錠

1月24日の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で承認の了承を受けたもので気になった医薬品。 武田薬品のタケルダ配合錠。 医薬品医療機器総合機構(pmda)の審査のみで承認して問題ないということで審議なしでの了承です。

国内2番目のSGLT2阻害剤 フォシーガ

1月24日、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会第一部会で、いくつかの医薬品の承認の可否が審議されました。 そこで承認の了承を受けた医薬品の中に国内2番目のSGLT2阻害剤フォシーガがありました。

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