薬剤師の脳みそ

調剤(保険)薬局の薬剤師が日々の仕事の中で得た知識や新薬についての勉強、問題を解決する際に脳内で考えていることについてまとめるblogです。できるだけ実用的に、わかりやすく、実際の仕事に活用できるような情報になるよう心がけていきます。基本的に薬剤師または医療従事者の方を対象としています。

このブログは薬局で働く薬剤師を中心とした医療従事者の方を対象に作成しています。
一般の方が閲覧した際に誤解を招くことのないように配慮しているつもりですが、医療従事者の方へ伝えることを最優先としています。
2020年11月からURLが変更となりました。(新URL https://yakuzaishi.love)
  

リクラスト点滴静注液〜ゾメタと同成分のゾレドロン酸による年1回のビスフォスフォネート製剤

平成28年9月7日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会で10製品の承認が審議され、すべて了承されました。
今回は、審議が行われた品目の中から、新規ビスフォスフォネート製剤(BP製剤)リクラストについてまとめます。
なお、リクラスト点滴静注液は平成28年9月28日に製造販売が承認されました。
  
簡単な勉強会に参加したので内容を少し修正しました。

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イデルビオン静注用の承認了承〜2016年9月9日医薬品第二部会報告品目⑤

平成28年9月9日、厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会が行われました。
10製品について審議が行われ、すべての承認が了承されています。また、平成28年9月28日には正式に承認されました。
今回は遺伝子組換え血液凝固第IX因子と遺伝子組換えアルブミンの融合タンパク質を用いたイデルビオン静注用についてまとめます。

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ヒュミラ皮下注シリンジが非感染性ぶどう膜炎に使用可能に〜2016年9月9日医薬品第二部会報告品目④

平成28年9月9日、厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会が行われました。
10製品について審議が行われ、すべての承認が了承されています。また、平成28年9月28日には正式に承認されました。
今回はヒュミラ皮下注シリンジのぶどう膜炎に関する適応拡大についてまとめます。

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グラジナ錠とエレルサ錠 新たなINFフリー経口薬の承認了承〜2016年9月9日医薬品第二部会報告品目③

平成28年9月9日、厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会が行われました。
10製品について審議が行われ、すべての承認が了承されています。
また、平成28年9月28日には正式に承認されました。
今回は、C型肝炎に対する新規DAAsであるグラジナ錠とエレルサ錠についてまとめます。
グラジナ錠とエレルサ錠の併用療法は、日本国内におけるセログループ1(ジェノタイプ1)のHCVに対するINFフリー治療の4つ目の選択肢になります。

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セログループ2のC型肝炎に対するヴィキラックスとレベトールの併用療法の承認了承〜2016年9月9日医薬品第二部会報告品目②

平成28年9月9日、厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会が行われました。
10製品について審議が行われ、すべての承認が了承されています。また、平成28年9月28日には正式に承認されました。
今回はヴィキラックスとレベトールの適応拡大についてまとめます。

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ロヒプノール錠(白色素錠、旧剤形)の自主回収

平成28年10月17日、中外製薬が「ロヒプノール錠 白色素錠の自主回収に関するお知らせ」を公開しています。
ロヒプノールは、昨年、白色素錠から淡青色フィルムコーティング錠に剤形変更が行われています。

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ワーファリンとフロリードゲル経口用が併用禁忌に!スタチン系薬などに添付文書改訂指示

平成28年10月18日、厚労省医薬・生活衛生局は、新たな副作用について、医療従事者に注意を促すため添付文書を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。
今回、一番大きい改訂は、ワーファリンとフロリードが併用禁忌になったことだと思います。
  
※副作用に関する記載を中心とした記事ですが、あくまでも医療従事者を対象とした記事です。副作用の追加=危険な薬剤というわけではないのがほとんどです。服用に際して自己判断を行わず医療従事者の指示にしたがってください。

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トレシーバ注の用法緩和、ポリドカスクレロール注の適応緩和、献血グロベニン-I静注の適応追加了承〜2016年9月7日医薬品第一部会報告品目⑪

平成28年9月7日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会が行われました。
その中で報告品目として3製品の適応追加等が挙げられていたいましたが、平成28年9月28日に承認されました。
今回はそれらの内容についてまとめます。

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MTP阻害剤ジャクスタピッドカプセルの承認了承〜2016年9月7日医薬品第一部会審議品目⑩

平成28年9月7日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会で10製品の承認が審議され、すべて了承されました。
今回審議が行われた希少疾病用医薬品のうち、ジャクスタピッドカプセルについてまとめます。
平成28年9月28日に承認済みです。

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選択的PGI2受容体作動薬ウプトラビ錠の承認了承〜2016年9月7日医薬品第一部会審議品目⑨

平成28年9月7日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会で10製品の承認が審議され、すべて了承されました。
今回審議が行われた品目のうち、希少疾病用医薬品であるウプトラビ錠についてまとめます。
平成28年9月28日に承認済みです。

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カーバグル分散錠の承認了承〜2016年9月7日医薬品第一部会審議品目⑧

平成28年9月7日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会で10製品の承認が審議され、すべて了承されました。
今回は審議が行われた薬品のうち、希少疾病用医薬品であるカーバグル分散錠についてまとめます。
平成28年9月28日に承認済みです。

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疑義解釈資料の送付について(その7)で基礎的医薬品の変更調剤が明確に~H28年(2016)調剤報酬改定⑮

みなさん、4月から改定となった診療報酬・調剤報酬にもすっかり慣れて業務を行っていることと思います。
そんななか、平成28年9月15日に疑義解釈その7が公開となりました。
疑義解釈その5、その6は薬局には基本的に関係なかったので、特に取り上げませんでした。
ですが、今回のその7は個人的には早く知りたかった基礎的医薬品の代替調剤についてだったので、ようやくスッキリすることができました。

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エビリファイに小児自閉スペクトラム症に対する適応拡大の承認が了承〜2016年9月7日医薬品第一部会審議品目⑦

平成28年9月7日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会で10製品の承認が審議され、すべて了承されました。
今回は、審議が行われた品目の中から、エビリファイ(成分名:アリピプラゾール)の小児自閉スペクトラム症に対する適応拡大についてまとめます。
なお、エビリファイへの「小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性」の」適応は平成28年9月28日に承認されました。

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意外と知らない薬剤師の「派遣」という選択肢

今回は薬剤師の派遣についてまとめます。
転職を悩んでいる人の状況によっては派遣薬剤師って選択悪くないんです。
むしろ、働き方のスタイルが一致すれば、一番オススメというの場合が多いと思います。

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ザクラス配合錠HD/LDの自主回収〜平成28年9月16日

週末にザクラス配合錠の自主回収に関する情報が公開されていました。

武田薬品工業とPMDAが情報を公開しています。

ザクラス配合錠LDの中にザクラス配合錠HDが入っているものが見つかったためとのことです。

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